【DIY】シンプルでデザインのよい家具③【サイドチェストの作り方】
2022.7.25
デザインもサイズも理想どおりの家具に出会うのは難しい…。それなら、DIY達人のアイデアを参考にハンドメイドにチャレンジするのも選択肢のひとつ。これまでの記事で、家具作りが得意な兵頭さんが作った、シンプルでおしゃれな家具と作り方をご紹介しました。前回②のディスプレイスタンドに続き、今回はサイドチェストの作り方です。
この記事は、Come home! vol.67より抜粋しています。
サイドチェストの作り方
木の本来の色合いを生かしたくて
あえて無塗装に仕上げました
〈兵頭志穂さん〉
サイドチェストでこだわったのが木材。本体には色みが落ち着いていて、節が目立たないSPF材を選びました。シンプルになりすぎないように、 引き出しの前板は木目のはっきりしたシナベニヤ板をセレクト。ホームセンターでカットしてもらうときも、木目の位置を決めてお願いしました。 無塗装で仕上げたから、経年変化も楽しめます。
【材料】
A丸棒 直径 30×長さ440mm4本
Bシナベニヤ板 幅 80×厚さ10×長さ80mm4枚
C1 × 12 材 幅 286×厚さ19×長さ180mm2枚
D1 × 12 材 幅 286×厚さ19×長さ450mm2枚
Eシナベニヤ板 幅 131×厚さ9×長さ432mm1枚
Fシナベニヤ板 幅 131×厚さ9×長さ277mm2枚
Gシナベニヤ板 幅 277×厚さ9×長さ430mm1枚
Hシナベニヤ板 幅 140×厚さ9×長さ448mm1枚
20・30mmの木ネジ、釘、長さ 20mmのM6鬼目ナット、直径6mm のボルト
【道具】
電動ドリルドライバー、下穴あけ用・直径 3.5mm・5mm・8.5mm・16mm・20mmのドリルビット、ノコギリ、 ソーガイド、クランプ、カナヅチ、 六角レンチ、木工用ボンド、瞬間接着剤、サシガネ、紙ヤスリ
【How to make】

1 丸棒を 440mmの長さに切り分けてAを 4 本作ります。端をソーガイドで 10 度にカットしておいて。

2 端から 440mmの位置をソーガイドを使ってカットします。両端とも 10 度になるようにカットして。「斜めにカットするときは 両端の辺が平行になるように 」。

3 切り口の中心に深さ20mmの穴をあけます。3.5 → 5 → 8.5mm径の順であけ、鬼目ナットをねじ込みます。

4 板Bの中心にボルトを通すための穴をあけます。直径 5mmの穴をあけて、上部を 16mmのドリルで削って。

5 Bの穴がAの穴に合うように当てて、 Bの側から電動ドライバーでボルトを取り付けます。

6 上部を組み立てます。 Cのネジ位置に下穴をあけ、ネジ頭を隠すために上部を8.5mmのドリルで削って。

7 天板Dの短辺にCを当てて面(つら)を合わせて、30mmの木ネジで固定。支えとなる板があると作業がラク。

8 7と反対側のDの短辺に、もう 1 枚のCを当てて面を合わせ、30mmの木ネジで固定します。

9 底板となるDの短辺にCを当てて面を合わせ、30 mmの木ネジをCの側から打って固定します。

10 Dに脚をつけます。Dの短辺から 25mm、長辺から 10mmの位置にBを当てて、 20mmの木ネジで固定。

11 引き出しを作ります。 Eの短辺の厚みに木工用ボ ンドを塗り、 Fを接着。カナヅチで釘を打ちます。

12 E・Fの長辺の厚みに 木工用ボンドを塗り、 Gを接着します。固まったら、カナヅチで釘を打ちます。「板の厚みが薄いので釘を使いました」。

13 引き出しの前板Hに引き手となる穴をあけます。左右上下の中心に直径 20mm の穴を貫通させます。

14 FとGの端に前板Hを接着。負荷のかかる前板はボンドより強度の高い瞬間接着剤を使いました。

15 本体に引き出しを入れれば完成です。引き出しをはずして、飾り棚として使うのもおすすめです。
製作時間:約 3 時間
木材費:約 4000 円
仕上がりサイズ:幅 488 ×奥行 286 ×高さ 621mm
→「シンプルでデザインのよい家具」①②の記事はこちら。
→そのほかのDIYに関する記事はこちら。
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