【収納の悩みを改善】DIYでわが家をもっと愛しい場所に ④(後編)
2022.10.10
わが家に足りないものは、買う前に作ってみよう。古くなって捨てる前に色を塗り直したり、工夫してみよう。そんなふうに手間ひまをかけてでも、“わが家をもっと愛したい”と祈りを込めるーー。その想いがDIYの原動力です。 これまでの記事で、DIYで快適な空間を手に入れた方々を紹介してきました。前回より登場の大橋さんもそのひとり。前編でご紹介したリビングの手作り家具に続き、後編では、収納の小さな不便を解消するDIYアイデアにスポットを当てました。
この記事は、Come home! vol.68より抜粋しています。
あちこち置きっぱなしの夫の眼鏡や
取り出しにくいタオルの収納
暮らしのなかの小さな不便や悩みも
手作りならわが家にぴったりの方法で
解決できちゃうのがいいところ
〈大橋美和さん〉

しまうのが面倒だったタオルはラダー形シェルフにオープン収納に。取りやすいと両親にも好評です。

角材を壁に立てかけ棚板の背を壁に当てた状態でネジで固定しました。 材料費3000円。

夫がテレビボードの上に眼鏡とサングラスを置きっぱなしにしちゃうんです。そこで、100円の材料で眼鏡ステーションを製作。

鍵をあちこちに置くから、キーフックを製作。これは2作目です。
わが家は5年前にフルリノベーションした2世帯住宅で、6人家族。リノベーションをしたときは、インテリアに興味がなかったけど、住みはじめてからちょこちょこと小さなストレスがたまりはじめて。DIYを始めてからは、困ったことや不便なことは、まず作ることで解決できないか考えるクセがつきました。 たとえば、サニタリーに山積みになっていた6人分のタオルを、ラダー形シェルフを作ってオープン収納にしました。これなら、たたんでしまうのもラク。玄関の除菌グッズは、壁にスリムシェルフを取り付けて収納。たまってしまう段ボールは冷蔵庫と壁のすき間に入るスリムストッカーを作ってひとまとめに——といった具合です。
窓の高さに合わせて作った木枠が
収納にテーブルにと大活躍!

厚さ30mmの杉材で作りました。組み立てはダボと木工用接着剤で。サイズは、幅560×奥行 210×高さ494mm。

1階リビングでは互い違いに置いてコーヒーテーブルに。シンプルだからモダンな雰囲気にも似合います。

木枠は2階リビングの腰高窓の高さに合わせて製作。出窓風に置き、カフェコーナーに。

木枠の中は収納やディスプレイにもってこい。板のカットはホームセンターで。
近ごろのヒット作は腰高窓の高さに合わせて作ったシンプルな木枠。重ねれば収納棚になり、窓の下に置けば出窓風に。横に寝かせて重ね、板をのせればミニテーブルにもなり、軽くて移動もラク。 家族は私の覚醒に驚いてばかりで「またホームセンターに行くの?」ってあきれ顔。でも作ることが楽しくて、今はふえた工具と材料の収納棚をデザインした り、材料を探したりしているところです。ときどき、リノベーション前にインテリアに目覚めていれば、床を無垢の板にしたのにって悔やむこともあります。でも、〝こうだったらいいのに〟という願望は、手を動かしてかなえていこうと思っています。
※「DIYでわが家をもっと愛しい場所に」は、今回で最終回です。
→④前編はこちら。
→「DIYでわが家をもっと愛しい場所に」①・②・③はこちら。
→DIYに関するそのほかの記事はこちら。
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