「アーコールチェア」が似合うヘリンボーンの床の家【後半】
リノベーション施工実例
2022.11.17
環境のよい高台に建つ一戸建て。傾斜地に立っているため、玄関が地階にあり、1階の勝手口が道路に面しています。買いものは不便だけど、それでもここに住みたい!と思わせてくれるほど、建物に魅力を感じたそう。その理由とは?
この記事の前半はこちらより
キッチンの六角タイルは冒険だったけど
古い食器棚とも似合って大正解でした

ダイニングキッチンは天井板を取り払い、駆体を現しにして開放的に。ライトは「オルネ ド フォイユ」で購入。

もとはあった吊り戸棚はつけないことに。趣味で集めた器をインテリアにしたくて、岡山の「アクシスクラシック」でガラス棚を購入。

オリジナルキッチンはトップを人造大理石に。水栓金具は「グローエ」と「三菱レイヨン」がコラボした浄水器つき。レンジフードもオリジナル。
以前の様子

システムキッチンは白い扉で、シンプルだけど水まわりなので経年変化が目立ちました。
勝手口のピンク色のドア、寝室の窓付きのフラッシュドア
デザイン性のいいもとの建具も生かしました
この家は面積がそこそこ広いため、すべてに手を加えるとリノベーション費用が跳ね上がってしまいます。そこで、できるだけコストを下げるためにいろんな工夫をしました。たとえば、既存の建具は使えるものは使う。窓はペアガラスにせず既存のアルミサッシののまま。カーテンレールは「イケア」で買ってきたものを大工さんに取り付けてもらう、などなど。壁は塗り壁じゃなくて壁紙にすることで、かなりのコストダウンになったはずです。
それでも素敵に仕上がったのは、もとの家の昭和っぽさをうまく生かしてもらえたから。新築だとこうはいきません。リノベーションの計画中は毎日インテリアのことを考えてられて楽しかった!完成して少し寂しいぐらいです。これから、まだ手つかずの子ども部屋など、少しずつ時間をかけて手を加えていきたいと思っています。
サーモンピンクのドアが
ヴィンテージタイルとぴったり!

勝手口のドアはくすんだサーモンピンクが可愛くて既存のまま。たたき部分だけフランスのヴィンテージタイルを張って。
モロッコタイルがいいアクセントに

造作した洗面台で扉はナラ材。シンクは「イブキクラフト」、蛇口は「カクダイ」。鏡は倉敷「ZERO」のものを施主支給。

モロッコからの輸入タイルは1枚1枚表情が違って凹凸があるのが魅力。トイレの床と同じ淡いピンクに。
階段に敷いたじゅうたんのおかげで
レトロであたたかい雰囲気に

窓の上に大きな梁があるので、板をのせて飾り棚風に。照明は色を塗り替え、手持ちの笠をのせています。

階段に敷いたじゅうたんは「サンゲツ」のサンフルーティ。廊下の壁はグリーンの壁紙を張りました。トイレのドアは既存のもの。
ホールと寝室はシンプルにまとめて

寝室は白い壁紙と無垢材の床でシンプルに。既存のドアを移設して利用しています。棚は自分たちで取り付けました。

2階の廊下には広めのホールが。ここを仕切っていたアコーディオンカーテンは移動させて、クロゼットの扉代わりに。
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