無謀な挑戦・風除室 その2
2022.12.15
みなさん、こんにちは。馬狩まどかです。
今年は雪が降り積もるのが遅くて、少し寂しい気持ちになっていましたが、積もり始めると呪われているかのように我が家の地域はどんどん雪に覆われていきます。
私が風除室を作ったことを知っている職場の方に「まどかさん、風除室は(連日の)雪でつぶれていませんか?」と心配されましたが、大丈夫、まだ存在しています!(こんなにも早くつぶれてしまったら、もう私は立ち直れない…笑)
今日は後半、完結編です。最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
さて、我が家の母屋は一面が板張りなので、この工事をしてもらった時に余った板をたくさんストックしてありました。悩んでいたのは、風除室の外壁をこの板を使って板張りにするか、漆喰などの塗り壁にするか、OSB合板(ベニヤ板売り場にある大きな板)にペンキを塗っただけの壁にするか。(写真は母屋の玄関の一部)
前回、グレージュに色を塗ったところで「板張りはイメージに合わないかもしれない」と感じました。田舎の小屋っぽくするには、塗り壁にしようと決めて、またピンタレストを見ながらイメージを練っていきました。
風除室の骨組みとなるのは、家にたくさんあった6cm×6cmの垂木。こちらに防腐剤を塗って、
・雨水が落ちるように屋根に勾配をつける。
・200cmの高さがある木製のドアを使う。
この条件に合わせて、木材を組んでいきます。
枠を鉄板の壁に直接留めていきます。
ドアの高さは大丈夫か途中で確認しつつ…。(恐ろしいくらいドアが重い…)
左右それぞれの枠を連結させて…
もはやおじさんのよう…
ドアを支える前面の支柱を入れて…
骨組みができたら、そこに庭の小屋の雪除け用にストックしていたOSB合板という板を張って、モルモルを塗りました。
大まかな土台ができてさえしまえば、あとの細かいニュアンスは自分の好みで手直しできるので、風除室の中は、少しずつ手を加えました。
屋根は、水漏れしないようにプラスチック段ボールを留めてから、野地板というザラザラの板を採用。
勾配から考えて、残念ながら雪は自然には落ちないので、雰囲気重視で決めました。
専門の方に見せたら叱られちゃうつくりです。(でも気にしない)
風除室の中は、のこり少ないペンキたちを寄せ集めて雑なペイントをしました。
そのままだと骨組みがむき出しでカッコ悪いので、端材で隠したり、ペイントしたりして、田舎の小屋風に。
ズームアップすると
塗り方が雑すぎるのですが、これもディスプレイで味になるので気にしません。(もうこのあたりの作業は完全に気が抜けています)
今回はモルモルと金具と少しの野地板を購入したくらいで、かかった費用は1万5千円ほど。あとは家にある使い古しの木材や余っていた端材、残ったペンキや防腐剤を総動員して仕上げました。
やりたいを形にできるのがDIYのいいところ。もっと予算や能力があればやりたいこともたくさんあったけど、今の自分にできるのはこれが限界。
でも、父が遺してくれた場所をまた新たに自分の好きな場所にできて、あぁ良かったなぁと思っています。
雪に埋もれたロッキングチェア、どうしましょ (笑)
拙い風除室DIYの記録を最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
さて、次は何しよう?
→ 前回の記事【無謀な挑戦・風除室 その1】
馬狩まどか うまかりまどか
自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。
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