【棚を手作りして空間を奥まで活用】引き出しと戸棚の中を整える③
2023.5.1
人目につきにくく、乱雑になりがちな引き出しや戸棚の中。そんな場所を整えれば、ものがどこにあるのか把握しやすいし、開けるたびに充実感を得られます。これまでの記事で、片付け上手さんが実践する戸棚や引き出しの収納アイデアについてご紹介しました。最後の3人目は、戸棚の中のスペースに合わせて棚を作り、奥まで使い勝手よく変えた城地さんです。
この記事は、Come home! vol.69より抜粋しています。
戸棚の奥まで生かせるから
鍋や調味料を持て余すことなく使えるように
だしからていねいに料理を作る
心の余裕も生まれました
〈城地美鈴さん〉

築28年のわが家のキッチン。扉はすべて手作りです。 コンパネに杉板を張って、取っ手をつけました。
広さはたっぷりあるのに、うまく使えていなかったキッチンの戸棚の中。以前は、雑多にしまっていて、調味料や鍋を出すのにもたついてしまい、イライラしていました。よく見直してみると、戸棚の中の手前だけを使い、奥を生かせていないことに気づいて。空間をしっかり使いこなすために、スペースに合わせて棚を作りました。
−Cabinet−
コンロ下
スライドレールのおかげで
ツーアクションで取れます

コンロ下の右側には、角材と合板で作った台を配置。上段には卵焼き器、下段にはフライパンを。 左の棚の上段には毎日使う調味料、 下段には手前に鍋、奥にストックの調味料を収納。

棚板にスライドレールをつけて引き出し式に。 取っ手はセリアのアイアンバー。

奥が見えにくいので、「ダイソ ー」のライトを取り付けました。
フライパンは立ててしまえるように、調味料は引き出して取れるようにしたことで、収納力がアップしたうえ、出し入れもラクに。以前は探しまわることも多かったけど、 定位置をつくれたことで、そのストレスもなくなりました。 片づけるのが楽しいのか、家族が手伝ってくれるようになったのもうれしくて。
−Drawers−
作業スペース下
開ける勢いでごちゃつかないよう
細かく仕切って

下段の深さがある引き出しの奥はブックスタンドを使い、ふきんや鍋つかみなどを立ててしまっています。
−Cabinet−
シンク下
料理本や掃除道具も収納できました

シンク下は高さのある鍋や米びつとして使っている木箱の置き場。台の上段の手作り木箱には、ワックスペーパーやビニール袋を収納。

「アカオアルミ」の大きなバットを引き出し代わりに使っています。ポリ袋やラップ 類、奥にはタワシのストックを入れて。

流し台の左端にはレシピや洗剤などをファイルボックスに立てて収納。
扉の裏も収納に活用!

コンロ下の扉の裏には、アイアンバーを取り付けて、フライパンのふたを差し込んで収納できるようにしました。片づけやすくて、重宝しています。

シンクの下の扉にはフックをつけ、掃除道具をハンギング。

今ではキッチンが大好きな場所に。最近は、料理好きの次女と一緒に夕飯を作るようになりました。
戸棚の中が整ったおかげで、気持ちにもゆとりが生まれたみたい。だしをとって料理するのが今の楽しみです。
※「引き出しと戸棚の中を整える」は今回で終了です。
→前回①②の記事はこちら。
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