【スパイスラック】自分で作れる可愛いキッチン小物①【DIY】
2023.5.3
キッチンは常にものがひしめき合っているから、家具を置けるスペースをつくれても、 市販品からサイズがぴったり合うものを探すのはなかなか大変なことです。 そんなときこそDIYの出番。 デザインも好みに作れるから キッチンを可愛くするのにも役立ちます。 そこで、3人のDIY名人に手作りアイテムを紹介していただきました。本日の初回は西原芽久美さんに教わる【スパイスラック】の作り方です!
この記事は、Come home! vol.69より抜粋しています。
丸棒を使って北欧風デザインに
Spice rack

たくさんの調味料をしまえる棚を製作。上段は飾り台にも使えて、 急須やコップを置くのにぴったりなスペース。
調味料を可愛く出しておける棚をDIY
上段は器の一時置きに使いたくて
水に強くて頑丈なヒノキ材を使いました
西原芽久美さん

自宅をDIYでナチュラルテイストに模様がえして暮らす2児の母。 Come home! webでも過去の作品を掲載。連載記事はこちら。
以前は流し台の引き出しに調味料をしまっていました。だけど、スパイスを使った料理をよく作るようになり、調味料の種類がふえていき、引き出 しに納まりきらなくなって。使うたびに開け閉めするのも手間だから、ワークトップに出しておきたくて、スパイスラックを作りました。
スパイスラック

カクカクした角材の枠に丸棒をつけ足すことで、やさしい雰囲気に。棚板にモールディングをつけたのもポイントです。
奥のものに手が届きやすいよう
スライド式の棚板に

こだわりはスライド式の棚板。底板の上に棚板をのせるとすべりにくいので、 角材を底板につけて摩擦を軽減。
材料
Aヒノキ材厚さ25×幅30×長さ300mm4本
Bヒノキ材厚さ25×幅30×長さ220mm4本
C丸棒直径15mm×長さ300mm4本
Dヒノキ集成材厚さ9×幅200×長さ300mm3枚
Eヒノキ工作材厚さ5×幅5×長さ200mm2本
Fヒノキ工作材厚さ8×幅8×長さ200mm2本
Gホワイトウッド材厚さ12×幅24×長さ300mm1本
道具
電動ドリルドライバー
下穴あけ用ドリルビット
ミニドライバー
キリ
メジャー
ペン
養生テープ
ハケ
HOW TO MAKE
側面を作ります

1 A2本の両側の木口(こぐち)にボンド を塗り、 Bを面(つら) 合わせに当てて接着して、四角い枠を作ります。

2 AとBがズレないよう、養生テープで仮どめします。 木ネジを打つ位置に下穴をあけ、38mmの木ネジで固定。

3 丸棒Cの木口にボンドを塗り、2で作った枠の内側に接着します。位置は内枠の両端から57mmに。

4 Bの木口から15mmの位置に棚受け金具を当てネジ位置にキリで下穴をあけ、付属のネジで固定。もう1枚も同様に。
底板をつけます

5 4でつけた棚受け金具の上に底板Dをのせ、ペンでネジ穴の位置に印をつけ、キリで下穴をあけて付属のネジで固定。

6 工作材Eを底板Dにつけます。 Eにボンドを塗り、 Dの端に当て接着。 Dの反対側の端にもEをつけて。
中板をつけます

7 側面の上から130mm・Aの端から10mmの位置に、棚受けFをつけます。 Fにボンドを塗り、 Aに接着します。

8 中板Dとスライド用の棚板 にモールディング材をつけます。木端(こば)にボンドを塗り、モ ールディング材を接着。

9 棚受けFにボンドを塗り、中板Dをのせて接着します。ボンドが乾くまで養生テープで仮どめします。

10 AとDを木ネジで固定します。 ネジ位置に下穴をあけておき、 木ネジを打ち固定します。残 りの3カ所も同様に。

11 補強板Gをつけます。Bの木口から5mm・木端から10mmの位置にGを当てて、下穴をあけて、木ネジで固定。

12「和信ペイント」の水性木部着色剤をハケで塗ります。スライド用の板Dも忘れずに塗り、乾けば完成です!
たくさんの調味料が納まるよう、奥行きに余裕をもたせた造りに。木材は耐水性の高いヒノキ材をセレクト。 節が目立たず、木目もきれいなので、キッチンをシックな雰囲気にしてくれます。作業スペースに置くぶん、上段を器の一時置きとして使えるようにも工夫。おかげで料理もはかどるようになって、 今、中華料理にハマっています。
※次回「自分で作れる可愛いキッチン小物②」は5月8日(月)11時〜公開予定。猪子知香さんに「キャスター付きワゴン」の作り方を教わります。
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