【ラップホルダー】自分で作れる可愛いキッチン小物③【DIY】
2023.5.10
キッチン小物は、わが家のサイズに合うものを市販品から探すのは、意外と大変。 そんなときは、好みのデザインで手作りするのもおすすめです。これまでの記事で、DIY名人に「スパイスラック」や「キャスター付きワゴン」の作り方を紹介してもらいました。今回はCome home!Webの連載でおなじみの菊地祐花さんに教わる【ラップホルダー】の作り方です。
この記事は、Come home! vol.69より抜粋しています。
狭いキッチンにはうれしい壁掛け式
Wrap holder

作業スペースのジャマにならないよう、壁掛け式に。木材は丈夫で木目のきれいなSPF材をチョイス。面取りされているので、やさしい仕上がりになりました。

ハンギングバーはタオルをかけるのにもおすすめ。
ラップのサイズに合わせて
コンパクトに作りました
キッチンツールもかけられるよう
丸棒をつけたのもポイントです
菊地祐花さん

DIY歴6年。テーブル作りを機に、食器棚や椅子、靴箱など家じゅうの家具のほとんどを手がけるように。
これまでラップやアルミホイルの置き場は、作業スペースの上でした。丸見えだから、生活感が出てしまっていて。ほどよく隠しながら、出し入れしやすいようにと考えて作ったのがこのラップホルダーです。
ラップホルダー

ラップを約6本収納できるサイズで製作。背板に三角カンをつけ、 コンロ横の壁につけたフックに下げました。
ポイントはラップを立ててしまえるようにしたこと。寝かさないので、作業スペースがごちゃつかないし、手にも取りやすくて。下部にはハンギングバーとして使える丸棒を取り付けました。
材料
A 1×4材厚さ 19 ×幅 89 ×長さ 300mm2本
B 1×4材厚さ 19 ×幅 89 ×長さ 300mm1本
C 丸棒直径 10 ×長さ 310mm1本
D 1×4材厚さ 19 ×幅 89 ×長さ 338mm1本
E 1×2材厚さ 19 ×幅 38 ×長さ 338mm1本
F シナベニヤ板厚さ 4 ×幅 250 ×長さ 338mm1枚
長さ 40mmの木ネジ、長さ 38mmの真鍮製の釘、長さ 13mmの小びょう、三角カン2個、 「ターナー色彩」のオールドウッドワックスのジャコビーン、接着剤
道具
ノコギリ
カナヅチ
電動ドリルドライバー 下穴あけ用・直径 10mmの ドリルビット
ミニドライバー
サシガネ
ペン
紙ヤスリ
ウエス
HOW TO MAKE
下準備をします

1 側板Aの前面の上部を斜めに切ります。Aの上端を基点に木口(こぐち)から 80mm、木端(こば)から 40mmの位置を線で結びます。

2 線に合わせてノコギリでカットします。切り口をヤスリがけして整えます。もう1枚のAも同じ手順でカット。

3 Aの下端から 25mm、木端から 40mmの位置に、直径 10mmのドリルビットの先端を当て、深さ7mmの穴をあけます。
本体を組み立てます

4 Aの下端から 50mmの位置に底板Bを当てて、Aの側から下穴をあけてから、40mmの木ネジで固定します。

5 4であけた穴に丸棒Cをつけます。穴に接着剤を流し込んでおき、Cを回しながらしっかり差し込みます。

6 もう1枚のAをつけます。穴 に接着剤を流し込み、Cを差し込みます。BをAに当て、下穴をあけ木ネジで固定。

7 前板Dをつけます。Aの木端の下から 50mmの接着面に接着剤を塗り、Dを接着。カナヅチで長さ 38mmの釘を打ちます。

8 前板Eをつけます。Dから 30 mm上の接着面に接着剤を塗り、 Eを接着。長さ 38mmの釘を打ち込みます。

9 本体を裏返し、背板Fをつけます。AとBに接着剤を塗り、 Fを接着。カナヅチで長さ 13 mmの小びょうを打ち込みます。
ペイント

10 オールドウッドワックスをウエスを使って着色します。メラミンスポンジを使っても塗りやすいです。
金具をつけます

11 背板Fの上端2カ所に三角カンをつけます。付属のネジで、 ミニドライバーで固定すれば 完成です。
これまで引き出しにしまっていたお玉やヘラなどのキッチンツールをかけておけるから、料理がいっそうはかどるようになりました。おかげで、夫や子どもたちが食後のおかずの保存を手伝ってくれるようにも!
→前回までの記事①、②はこちら。
※「自分で作れる可愛いキッチン小物」は今回で終了です。
お気に入りを解除します。

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。
