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【カラー別!施工事例ご紹介!Vol.02】壁の色に魅力を感じたら何色にするか考えてみよう! 赤・オレンジ・青・緑・グレー編

カラーワークスの私らしい色と暮らす

2023.5.11


写真:FARROW&BALL No.298 Bancha


こんにちは、カラーワークスの灰野です!
前回に引き続き、自分らしくインテリアをおしゃれにしたい、でもどうしたらいいか分からないという方向けに、憧れのインテリアに近づける壁の色をご紹介します。


今回ピックアップした色は、『赤・オレンジ・緑・青・グレー』の5色。たくさんの事例写真の中から、シンプルに心に響いた色をチェックするのもいいですし、ご紹介する色の印象や効果を参考に住まいづくりをするのもいいですね!  壁の色はDIYでも簡単に変えることができますが、初めてで不安だという方たち向けに、ペイントレッスンワークショップも開催しています。スタッフが丁寧かつ楽しくHow toを教えてくれる機会があるので、ぜひ利用してみてくださいね!


1.元気やパワフルさが欲しいときは、情熱的な「赤」
2.あたたかい団らんの雰囲気をもたらすコミュニケーションカラー「オレンジ」
3.自然に接するようなリラックス感と安心感を与える「緑」
4.心身をクールダウンさせ落ち着きをもたらす「青」
5.周囲の色を引き立てる上品で洗練された「グレー」


1.元気やパワフルさが欲しいときは、情熱的な「赤」


写真提供:FARROW&BALL No.304 Bamboozle


「赤」をインテリアに取り入れるなんてキツすぎる?!   確かに、赤は鮮やかな色が多くて主張が激しいので躊躇してしまうかもしれませんが、実は憧れを抱く人が多い色でもあるんですよ。パワフルで高潔な上品さも感じる赤は、歴史ある美術館や博物館で使われているようなトラディショナルな雰囲気ももたらしてくれる色です。小面積でもインパクトがあるので、壁一面またはハーフペイントや壁の一部だけでも十分おしゃれに見せてくれる特徴もあります。


写真提供:COLORWORKS


ここ数年でご自宅の中でお仕事をされる方も増えたと思いますが、ご自宅だとどうしても気が緩んでしまうという方は、上の写真のようにお仕事スペースに取り入れることで、フォーマルな雰囲気とともにやる気もアップさせてくれる空間を作れますよ!


写真提供:K様邸 Hip ハグ


また、人が集まるリビングやダイニングのような場所に取り入れる場合は、少し軽めの明るく軽やかな赤をチョイスするのがおすすめ。ちょっと億劫になりがちの家事なども、背中を押してくれる色となるでしょう。


もう一点、赤を選ぶときに覚えておくと役に立つのが「イエローベース(イエベ)の赤」か「ブルーベース(ブルベ)の赤」かということ。


写真提供:(左)カラーワークス神戸 / T様邸 / FARROW&BALL  壁紙 BP817 Silvergate・塗料 No.222 Brinjal, No.264 Oxford Stone


イエベの赤にすると、アースカラー寄りのこっくりとした印象になってよりあたたかみを感じる空間に。赤みやオレンジっぽさを感じる木材とも相性がよいのもいいですね。対して、ブルベの赤はスマートさやかっこよさがあるので、すっきりとしたグレーや白、黒などのモノトーンと合わせるとクールになります。


2.あたたかい団らんの雰囲気をもたらすコミュニケーションカラー「オレンジ」


写真提供:マスプラスデザイン一級建築事務所様 / I様邸 / FARROW&BALL No.268 Charlotte’s Locks


色の中でも親しみやすさを感じさせてくれるのが、オレンジ。コミュニケーションカラーと言われていて、会話を弾ませてくれる効果もあるので、リビングなどたくさん人が集う場所に向いている色です。


写真提供:高杉建設様 / エドモントン輸入住宅 / Sherwin-Williams SW6352


オレンジをくすませると熟れた実や紅葉のようなアースカラーに。鮮やかさを抑えたトーンなら、お家の中に大面積で使ってもナチュラルさを残したまま印象的な空間作りをすることができますし、食欲も湧いてくる色なのでダイニングにもぴったり!


写真提供:株式会社サジェスト様 / 調布国領モデルルーム / KAKERU PAINT ミカン


なんといってもポジティブな印象を与えてくれるので、子ども部屋にも取り入れやすいのはいいポイントです。上の写真のように、チョークで描ける塗料の色として使えば、アクセントカラーにもなりますし、ただの壁が楽しくアクションできる場所に変化するのもいいですね。


写真提供:株式会社ユーロJスペース様 / 左壁 Hip 8782W・右壁 Hip AC111R・天井8782W


では、お仕事スペースとしてはどうでしょうか? オレンジは仲間との連帯感を生んでくれるので複数人数でお仕事をする場にも向いていますし、赤と同じようにおうちでお仕事をするときに気持ちを前向きにさせてくれるアシストカラーになるのでおすすめです。


写真提供:ホームデザインキャスリー様(奥壁) Hip AC108Y Serengeti Sun・(手前壁)FARROW&BALL No.88 Lamp Room Gray


なお、オレンジは鮮やかなトーンになるとスポーティな印象に変化します。上の写真のように、スニーカーや自転車などがある玄関に取り入れるのも素敵です。


3.自然に接するようなリラックス感と安心感を与える「緑」


写真提供:カラーワークス神戸 / カメヤグローバル株式会社様 / H様邸 / FARROW&BALL No.298 Bancha


ここ数年ずっとインテリアトレンドカラーに入っている緑。
「トレンドカラー」という言葉だけ聞いてしまうと特別おしゃれな感じがしますが、緑は初心者の方でも気負いすることなく、安心してインテリアに取り入れることができる人気色。


写真提供:(左)FARROW&BALL 壁上部 No.310 Beverly, 壁下部 No.306 Selvedge(右)FARROW&BALL No.298 Bancha


住まいのどんな場所でも馴染みやすいですし、木材が使われていることが多い床材とも相性抜群!  最近では、海外の住宅でもよく見かける、植物の背景の壁の色に緑をあえて塗るスタイルにチャレンジしてみるのもいいですね。


写真提供:りのまま様 / I様邸 / FARROW&BALL No.91 Blue Gray


また、緑は疲労やストレスでダメージを負った細胞を再生させるアセチルコリンの分泌を促して、癒やしや安心感をもたらす効果も。


写真提供:株式会社サジェスト様 / ソルフィエスタつきみ野レジデンスタワー モデルルーム / KAKERU PAINT ホリーグリーン


1日頑張って家に帰ってきたときの玄関の壁が緑だったら、きっとホッとできるでしょうし、お仕事スペースに黒板の緑のようなダークグリーンを塗っておくと目休めにもなるでしょう。


4.心身をクールダウンさせ落ち着きをもたらす「青」


写真提供:K様邸 LDK / Hip 8045D Ocean Depths


住宅のインテリアに取り入れる色として、緑と同じくらい人気が高いのが「青」。心身ともにクールダウンをさせ、ストレスを解消してくれるヒーリングカラーでもあります。


写真提供:(左)FARROW&BALL 正面壁 No.307 Kittywake, 天井・周囲壁 No.2001 Strong White(右)FARROW&BALL No.308 Wine Dark


住まいでは、リビングをはじめ寝室にも取り入れられることが多いのですが、実際の広さよりも奥行き感を感じさせてくれる効果も!  一面だけでも効果があるので、もう少し広く感じさせたいなという場所にDIY塗装をしてみるのもいいですね。


写真提供:ホームデザインキャスリー様 / Hip AC085N Tropical Sarf


また、気持ちを落ち着けて冷静にさせてくれることから、勉強をするスペースやお部屋の壁に使うのもグッド!  長時間、集中力を持ち続けながら取り組むことができるでしょう。


写真:A様邸 / FARROW&BALL 壁紙 BP849 Silvergate


青には、クールな青だけでなく南の海の色のようなイエベのターコイズブルーなども含まれます。青には「真面目で誠実!」といった印象もあると思いますが、ターコイズブルーなどちょっとあたたかみを感じるブルーは、開放感や自由さといったのびのびとした気持ちにしてくれる効果もあります。黄みのある木の床材や白っぽい床材との相性が良く、親しみのある色ですよ。


5.周囲の色を引き立てる上品で洗練された「グレー」


写真提供:A様邸 FARROW&BALL 天井 No.2001 Strong White, テレビ側壁 No.242 Pavilion Gray, ソファー側壁 No.272 Plammett


現代では、おしゃれでスマートな色の代表格とも言える「グレー」。実は少し前までは、曖昧で野暮ったく冴えないイメージ、または必要以上にシャープでモダンな印象でした。


写真提供:CURIOUS design workers様 / gap / バルレンナ 448


でも、近年では穏やかで上品な印象に大きく格上げされましたよね!  それにともない、グレーとベージュがまざったグレージュなど様々な表情を持つグレーがたくさん世の中に出てきました!  今となってはまさに時代の色とも言える素敵な色です。


写真:FARROW&BALL No.305 Hopper Head


さて、グレーと聞くと皆さんはどんな色を思い浮かべますか?  コンクリートやモルタルのような、冷たさをイメージされる方もいるのでは。無機質な印象がそう感じさせてしまうのかもしれませんが、実はコンクリートやモルタルはもともと砂や砂利なので、黄みを感じさせるウォームなグレーであることが多いです。


写真提供:ホームデザインキャスリー様 / FARROW&BALL No.88 Lamp Room Gray


色自体に主張がないので、どんな色とも調和しやすく、特に繊細な色味をもつ自然素材の色ともベストマッチ!  上の写真のようにナチュラルな木材を多様しているお住まいは、壁の色を白にしているよりも、このようなライトグレーで合わせた方がより素材感が際立ったり、ドアや巾木のホワイトを上品に引き立たせてくれるのもいいところですよ。


写真提供:N様邸 / FARROW&BALL No.17 Light Gray


逆にシャープでクールなインテリアを求めている方には、やや青みがかったグレーの壁にモダンな黒の雑貨類とあわせることで、都会的な雰囲気の部屋を作ることができるでしょう。


写真提供:kami goya様 / Hip AC076N Harbour Blue


いかがでしたか? きっと皆さんが思っている以上に、壁の色は自由度が高くて使いやすいと感じたのではないでしょうか。


写真提供:ナズナデザインオフィス様 / N様邸 / FARROW&BALL 壁 No.47 Green Smoke


もはや「汚したくない、清潔感を出したい、何にでも合わせやすい、だから壁の色は白」という考え方をする時代ではありません。たくさんの色を見て、自分らしさや家族らしさをインテリアで表現してみませんか。自分らしい色に包まれるって、最高に居心地がいいものですよ。


さて、次回お伝えするのは『カラーリストでも選ぶのが難しい白』。そうです!実は、白は難しい色なのです。簡単に決められる色ではないからこそ、インテリアに取り入れるときは、こだわりにこだわり抜いて選ぶべき色です。


お楽しみに!


COLORWORKS

壁紙では表現できない絶妙な色や質感を表現でき、自分で好きなタイミングで塗り替えることができるペイント。カラーワークス東京ショールームでは、プロのカラースタイリストにペイントの色や使い方を気軽にご相談いただけます。また、壁の塗り方を学べるペイントレッスンや色の使い方を学べるカラーセミナーを随時開催しています。

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