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決して無難ではない特別な色『白』を使って、海外インテリアのようなおしゃれな空間作りを

カラーワークスの私らしい色と暮らす

2023.6.1

こんにちは、カラーワークスの灰野です。
今回は、満を持してインテリアの『白』のお話をしたいと思います。日本の住宅のインテリアの壁には、「白」が使われているので、きっと皆さんにとっては最も馴染み深い色なのではないでしょうか。日本では無難な色として選ばれることも多い色ですが、一方海外の住宅ではおしゃれなホワイトインテリアをよく見かけますよね。その違いとは一体なんなのか、紐解いてみましょう!


1.海外インテリアを見て憧れる方にこそおすすめの「塗装」


写真提供:FARROW&BALL (正面壁)No.277 Dimpse / (左壁)No.281  Stiffkey Blue / (床)No.26 Down Pipe


海外のおうちって素敵なインテリアが多いですよね!
本や雑貨などがそこら中に置かれているのにおしゃれにディスプレイされていますし、壁の色にこだわっているおうちもたくさんあります。日本では、明るく清潔にみせるために「壁はとりあえず白」「余計な物はしまう」という考え方が一般的かもしれません。シンプルな暮らしをしていると繊細な美しさや心地よさを感じやすくなるので、これも素敵な考え方です。


写真提供:FARROW&BALL  No.302 Tailor Tack、No.2005 All White


しかし、普通に暮らしていると生活感のある物があちこちに目につきますし、家具の色が揃っていないことも多いのでチグハグにみえてしまうことも。そんな少しまとまりのない雰囲気を簡単にまとめる良い方法が、壁に色をつけること。インテリアの要素がバラバラであっても壁を塗るだけで、そのお部屋の雰囲気をまとめてくれます。もちろん色の付いた壁の方がその効果は大きいのですが、もしありきたりなビニールクロスの壁紙の白のままだと、雑多な雰囲気をまとめるには少し弱くなってしまうのも確か。


2.海外インテリアが、壁紙よりも塗装が多い訳


 海外のおしゃれな住宅は、必ずしもインテリアの壁に色が付いている空間ばかりではなく、インテリアカラーのメインは「白」という素敵なおうちも多くあります。では、なぜ海外インテリアは白でもおしゃれに見えるのでしょうか。


写真提供:FARROW&BALL  No.293 Jitney


それは、数ある白の中でもその空間にぴったりな「白」を選べているからです。白は1色だけではなく、赤みや緑みといったニュアンスを感じる白を合わせるとたくさん種類があります。窓の方角や床材の色でお部屋の印象は大きく変わりますが、壁の白もその環境に沿って選ぶとインテリアが格段に整って見えます。


写真提供:FARROW&BALL 


でもビニールクロスの壁紙では、なかなかこの繊細な白の色味の違いは出せず、色数もそれほど多くありません。ここで白を表現できるのは、やはり塗装の白。おしゃれな白い壁の海外インテリアもほとんどは塗装で、お部屋ごとに違いを付けているので、どの空間も素敵に見えるのです。


 3.色を取り入れるには勇気がいる、という方は「白」にこだわろう!


 さて、私たちのショールームにいらっしゃるお客様の中にも、「塗装でカラフルな壁にするのは、ちょっとハードルが高い……」という方がいらっしゃいます。そのような方たちに人気が高い色はやはり白。ただし!単純に「白」を選べばいいというわけではありません。上でもご紹介しましたが、白にも赤みや黄み、緑みがかったものがあったり、グレイッシュな白があったりと、とても種類が豊富!


写真提供:FARROW&BALL  No.275 Purbeck Stone


上の写真のように、壁の色とドアの色を同じ色で塗装をすることで、空間が広く見える演出も。また白の特性として、照明や窓からの彩光の色で色味が左右されやすいという特徴がありますが、同じお家でも、お部屋によって窓の向きや使っている照明も変わってきますよね。


写真提供:FARROW&BALL  No.300 Stirabout


どんな家具とも合わせやすいというグッドポイントがある白ではありますが、実は同じ白を全部の部屋で使い回すのは危険です。白い壁にするときは、やはりお部屋の環境を考えながらぴったりあう白を選ばないと「なんだかしっくりこないな〜」と感じてしまうので、白を選ぶときは、ぜひこだわって選んでみましょう。


4.Farrow&Ballの豊富で魅力的な「白」のグループ



 英国の高級ペイントブランドFarrow&Ballのカラーチャートをご覧になったことはありますか? このペイントブランドでは、白だけでなんと6つのグループに分かれているくらい、特別な色として扱われています。例えば、下の写真を見比べてみましょう。


写真提供:FARROW&BALL(左)No.291 School House White (右)No.273 Wevet


 左は少しウォームな白で、右はクールな白。多分一枚ずつ個別に見てみると、どちらもいわゆる「白」に見えると思うのですが、こうして横に並べてみると全く違って見えますよね! この白の壁を入れ替えてみたら、きっとそれぞれ違和感を感じてしまうのではないでしょうか。床材の色や照明、窓の方角によって選ぶ白を変えるだけで、こんなにも印象に差が出てくるということがよくわかりましたね。 





他にもFarrow&Ballの白のグループには、バラエティ豊かな白がたくさんあります。皆さんのご自宅にあう白はどんな色なのか、一度カラーチャートで確かめてみてくださいね!


5.色を選ぶために、まず無料のカラーチャートを取り寄せてください



さて、こんなにも豊富に白が揃っているFarrow&Ballのカラーチャートですが、無料で取り寄せることができるのをご存知ですか。個人の方であっても、設計・施工会社のご担当社の方であっても、Farrow&BallのWebサイトからお申し込みをすると、無料で手に入れることができるのです! ご自宅の壁にはどんな白があうのか、カラーチャートを取り寄せて確かめてみましょう。


 ※無料で取り寄せられるFarrow&Ballのカラーチャートのご請求はこちらからどうぞ


https://www.farrow-ball.jp/contact/


6.インテリアでのこだわりの「白」が学べる色の日セミナーで、ワークショップも開催中!



Farrow&Ball銀座サロンでは、毎月16日(色の日)に色の日セミナー『インテリアの白、奥深い世界』を開催中!


カラーのプロフェッショナルである一般社団法人日本カラーマイスター協会の講師をお招きして、白の特性や心理効果、6つのグループについて学べたり、ワークショップを行う楽しく興味深いセミナーとなっていますので、お気軽にご参加ください。


※色の日セミナー『インテリアの白、奥深い世界』


https://www.farrow-ball.jp/color-day-seminar/


いかがでしたか? 皆さんのおうちにはどんな白が似合うのか、カラーチャートで楽しみながら探してみてくださいね!
次回は最終回「【環境を考えたら塗装が一番!】汚れたら塗り替える、それが当たり前の世の中を目指して」です!お楽しみに!


COLORWORKS

壁紙では表現できない絶妙な色や質感を表現でき、自分で好きなタイミングで塗り替えることができるペイント。カラーワークス東京ショールームでは、プロのカラースタイリストにペイントの色や使い方を気軽にご相談いただけます。また、壁の塗り方を学べるペイントレッスンや色の使い方を学べるカラーセミナーを随時開催しています。

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