• TOP
  • DIY
  • 色やペイントを楽しんで、環境を守るアップサイクルにつなげよう!

色やペイントを楽しんで、環境を守るアップサイクルにつなげよう!

カラーワークスの私らしい色と暮らす

2023.6.8


写真提供:kami-goya / Hip AC076N Harbour Blue


こんにちは、カラーワークスの灰野です。
皆さんは、海外の映画やドラマで登場人物たちが当たり前のようにローラーを持っておうちの中を塗装しているのを目にしたことはありますか? 『SATC』や『ブラックリスト』などインテリアがお洒落な海外ドラマでは、象徴的に壁の色を塗り替えるシーンが使われていたりと、コーディネートでも参考になるシーンが多かったりします。


写真提供:Y様 / キッチンカウンター下 / FARROW&BALL No.30 Hague Blue


日本ではインテリアへの興味が高い方のほうが壁を塗装仕上げにされているようですが、海外ではこれがごくごく当たり前のことなのです。「失恋したから」「引っ越したから」「「子どもが巣立ったから」など、その時その時のライフスタイルに合わせてDIY塗装で色を塗り替える、つまり「壁の色を変えることで、気分を変える」ことが日常です。


01.おしゃれがアップサイクルに繋がる


こうした動きは、インテリアを自分らしくおしゃれに彩るという観点以外にも、インテリアのアップサイクルにも繋がると近年注目されています。アップサイクルとは、簡単にいうと「捨てられるはずだったものに新しい価値をプラスして、アップデートする」こと。



皆さんが、経年変化で汚くなった壁紙を剥がさずに上から好きな色でDIY塗装をするのも、使わなくなった椅子やチェスト、テーブルなどを買い替えずに塗装をするのも全部アップサイクル。インテリアをおしゃれにしようとした行動が、知らず知らずのうちに地球環境を守ることにつながっていくのは素敵なことですよね。


02.築年数の経ったマンションをアップデート!


実は私たちも、先日仲間のおうちをペイントしてきました。



下の写真のように、もともとホワイト系の色だった正面の壁を仲間たちで、グリーン系の色に塗り替えてきたのですが、これがもう楽しくて。



壁一面を塗装しただけなのですが、このくらいの面積なら2時間くらいあれば終わってしまいますし、とにかくすぐに結果が確認できるのでストレス解消にももってこいですよ。



さて、リビングの壁一面の色が変わりましたがいかがですか? 左側の以前の状態もスマートな雰囲気ですが、右側の落ち着いたグリーンを塗ったリビングは、より大人っぽさが感じられますよね!また、暗く重めに感じていたソファがグリーンの壁と馴染んだことで悪目立ちしなくなりました。壁紙を剥がさず、上から新しい色で塗っただけでお部屋の雰囲気をアップデートできたことがよくわかりますね!


03.アップサイクルを楽しんでいる先輩ユーザーの事例をご紹介


塗装でアップサイクルを楽しんでいる先輩ユーザーの中には、壁だけでなく、机、椅子、家具、ドアなど、様々なものを塗装して楽しんでいる方が多くいらっしゃるので、ここでご紹介しましょう。


【おうちのドアを家族でアップサイクル】



【素焼きの鉢をクリエイティブにペイントしてアップサイクル】



【子どもたちと一緒に、使わなくアンった椅子や棚をアップサイクル】



【ただの仕切りの壁を塗り分けておしゃれにアップサイクル】


 


【古い壁紙の上から好きな色を塗ってアップサイクル】



写真提供:Y様邸

写真提供:S様邸



写真提供:RY様邸


04.ゴミを減らしながら、インテリアも楽しむ


ところで、日本では90%以上のシェアになるビニールクロスの壁紙ですが、その55%にあたる約3.3億㎡が、年間にビニールごみとして産業廃棄物になっているのはご存知ですか? 素材自体は安くて汚れにくい素材なので、家を作る側にとって非常に効率の良い商材ではありますが、メリットやデメリットは様々。



年月が経つと劣化し、ノリが乾燥してくると剥がれてきますし、黄ばみも目立ち始めるので貼り換えが必要になってきます。この時、汚れたら上から塗ればゴミが出ない塗装の選択肢もぜひ頭の片隅に残しておいてください。


写真提供:H様邸


今回ご紹介したようなアップサイクルの意識は、日本でもライフスタイルの一環として根付き始めています。物で溢れる暮らしをもう一度見直し、今あるものや古くなったものに大好きな色を付けるという「ひと手間」を加えることで、さらに大切なものに生まれ変わらせることって、素敵なことですよね! こうしたことが当たり前のように広まっていくよう、私たちカラーワークスも色とペイントでこれからもご提案していきたいと思っています。



さて、これまで1年間にわたって、住まいのなかで色や塗料を使ったインテリアを楽しむ方法をご紹介してきましたが、今回でこの連載も最終回となりました。今までの記事を読んで、『おうちの壁に色をつける』ことが皆さんにとって身近なこととして捉えてくださっていたら、とても嬉しいです。


皆さんらしい色のある暮らしを、これからもぜひ楽しんでくださいね!


COLORWORKS

壁紙では表現できない絶妙な色や質感を表現でき、自分で好きなタイミングで塗り替えることができるペイント。カラーワークス東京ショールームでは、プロのカラースタイリストにペイントの色や使い方を気軽にご相談いただけます。また、壁の塗り方を学べるペイントレッスンや色の使い方を学べるカラーセミナーを随時開催しています。

今週の人気記事

Instagram

line

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。

line