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移動できる手洗い場を ①

馬狩まどかさんの うま家の手しごと

2023.7.27

 みなさんこんにちは。馬狩まどかです。
 避暑地と言われる北海道もかなり暑い日が続いています。娘たちの夏休みも始まり、いよいよ夏本番!という感じがしていますよ。


 さて、今回は「移動できる手洗い場」というテーマでDIYしています。シンクや水を入れるタンクは購入して1年以上も寝かしていましたが、自宅の離れで人が集まる機会が増えたので、水道を引いていない小屋でも気軽に手洗いができるように、と、やっと取りかかりました(私は「やっと取りかかる」が多すぎますね)。
 今回はの手洗い場は、簡易的な造りで移動ができ、母屋でも風除室などでも使えるようにしました。
 長くなるので、「土台編」「シンク取り付け編」と、2回に分けてコラムを書かせていただきます。どうぞ最後までお付き合いくださいね。



 さて、土台は、ホームセンターで購入した、360cmの「垂木」。ホワイトウッドという種類の木材で、やすりをかけずにすぐに塗装ができるものにしました。太さは4,5cm×6cmとがっしりしています。
 それを長さ60cm4本、50cm4本、28cm4本になるようにカットしてもらいました。60cm×40cmのベニヤ板はカットせずに2枚購入。垂木とベニヤの材料費はカット代も込みで4500円ほど。本当に、木材がお高くなりましたね…。



 60cmの木材が脚の長さになります。これを2本と、28cmの木材2本をつかって、土台の脚を組みます。




同じものをもう1つ。



この四角の脚を50cmの木材で連結させます。



 脚だけ先にステインを塗っておきます。



 前方は扉をつけず布で目かくしするのでこのまま。壁にくっつけて使うため、壁に面して見えなくなる後方もこのままです(木材むき出しのままという意味)。横は5mm厚のベニヤを脚の形に合わせてジグソーでカットします。ジグソーでカットする前に、カッターで切れ目を入れておくときれいに切ることができます。



ビスで脚にくっつけて中が見えないようにします。



 さ、全体をペイントしていきますよ。ベニヤの面や、見える可能性のある脚の表面だけ、まず「モルモル」を塗ります。モルモルはシリコンの塗材ですが、漆喰のように見えてニュアンスが付けやすいのでおすすめ!何より手荒れしないのでありがたいです。



 モルモルが乾いてきたら、なんだかまばゆい白が空間に合わないと感じたので、ペイントで雰囲気を変えます。壁や床がグレーなので、つやなしグレーをベースにすることに。



 ザーッと、くつしたで塗り広げます。この時、モルモルの白色が全部消えないように、ところどころ残すのがミソです。


 



 次に、先ほど木材に塗っていた水性ステインをとんとんしながら塗っていくと、古道具をたくさん置いている空間に馴染んできました。




 さて、ここまできたら土台はほぼ終わり!土台の内側に落ちてくる水を入れる容器を入れて使うことになります。大丈夫かなと心配になる写真で、今回のコラムはおしまい。



次回は、シンクの上部分です。ぜひそちらもご覧くださいね。


 


 


 


→ 前回の記事【塀を作る


→ 馬狩さんのこのほかの連載記事はこちら


馬狩まどか うまかりまどか

自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。

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