これぞ理想! 「ババグーリ」の銅のやかん
2021.1.19
いろいろと物入りな年末年始。みなさんはどんなものを買われましたか?
これからお買い物を楽しもうと思っている方も多いはず。
そんなみなさまへ、わずかながら参考になるよう、Come home!スタッフが買ったものをご紹介します!
→このほかの「年末年始に買ったもの・買い替えたもの」特集はこちらから
今回は、come home!をはじめ、雑誌やメディアでライター・編集として活躍されている大野祥子さんです。
はじめまして。大野祥子です。
いつもみなさんのお宅にお邪魔して、根ほり葉ほりお話しをお伺いさせていただいています。
プライベートでは、インスタグラムでレトロな団地暮らしの様子を綴っています。
さて、私が新年早々に清水の舞台から飛び降りて買ってしまったものをご紹介します。
「ババグーリ」の銅のやかん
このやかんに出会ったのは去年の年末。取材で千葉に行った帰り、清澄白河のババグーリ本店に立ち寄ったのがきっかけでした。実はやかんをずっと探していて…。
というのも、1年前に安く買ったやかんが使い勝手が悪く、見た目もいまいちでずっと後悔していたんです。今度こそ納得いくものを買うぞと決めていたので、なかなか決められませんでした。
私はかなりのお茶飲み。1日に3~4リットルのお茶を飲むために、大きなやかんが必要です。でも見た目、機能性、サイズが好みに合うのがぜんぜんなくて。
でもこれを見たとき「どうしよう、理想のやかんを見つけてしまった!」と一気にハートを奪われました。ただしお値段は5リットルサイズで38500円。そのときは決められず帰宅したものの、やはり諦めきれず、年明けすぐお財布をにぎりしめて、住まいの近くにあるババグーリ京都店へ買いに走りました。

銅のやかんって、変にピカピカしているものが多いけど、これは落ち着いた色や質感なのがいいんです。ひとつひとつ職人さんが手作りしているため個体差があるそうで、丁寧に叩いて作られているのが伝わります。使ううちに色が変化してくるそうなので、「使うやかん」というより「育てるやかん」という感じ。銅は熱伝導率が高いので、お湯を沸かす時間も短くていいそう。ちなみにIHでは使えません。

大事に抱えて帰り、さっそく使ってみました。さすがに4リットルのお湯を沸かすには、10分ほどかかります。でも、今まで1日に何度も沸かしていたことを考えると手間もはぶけるし、たっぷり作れるから「お茶がない!」と慌てることもありません。

「ピーッ」と鳴ったりしないので、吹きこぼれないよう注意して。しゅんしゅんと湯気が出る様子がなんとも愛おしい。お湯が沸いたら、茶葉を入れたティーバッグを入れ、蒸らすこと10分。ふたを開け閉めするときの「カタン」という金属の音も、なんとも心地いいんです。つまみも熱くなるので、鍋つかみは必須。今までお茶を沸かすのは面倒くさい作業だったけど、この一連の作業がなんだか楽しく感じます。

いつもはスーパーのパック入り麦茶を買っていたけど、ちょっと奮発して京都の老舗、一保堂のほうじ茶を使いました。香ばしくていい香り。そのまま10分ほど蒸らしたらOK。2個の冷茶ポットに入れて冷まして、冷蔵庫へ。これで1日安心してお茶が飲めます。せっかくなので、沸かしたてのほうじ茶でおやつタイムにしました。お茶請けは二條若狭屋の迎春生菓子を。

どちらも美味しくてほっこり~。ちなみに、銅のやかんのお手入れは、たわしでこすったりクレンザーなどで磨くのはNG。スポンジで洗って、使い終わったあとは拭いて乾かします。汚れが気になるときは、重曹を小さじ5~6杯入れ、3分ほど沸騰するといいそうです。毎日使って触れるものだから、やっぱり大好きと思える道具だとうれしくて、使うたびに気持ちが弾みます。しばらく贅沢禁止だけど、一生使えるいいお買い物をした! と、キッチンを眺めるたびにニマニマしています。
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