実用的で、サスティナブルで、美しいガラス

H.P.DECOプレスの ‟私のすきなもの“

2021.6.1

こんにちは。H.P.DECOプレスの朝野です。


オフィスでもテレワークでも、いつもパソコンの傍らに温かい紅茶やコーヒーが欠かせない私ですが、最近は、窓を開けて過ごしていると冷たいドリンクも飲みたくなりますね。これからグラスの出番が増えそうです。今回は、自宅でも愛用しているガラスの器をご紹介します。


彫刻の型職人でもあるアーティスト、セバスチャンによる「ラ・スフルリー」は、2007年にパリで活動を始めた手吹きガラスのブランドです。


H.P.DECOで「ラ・スフルリー」を取り扱いはじめたころのガラスのフラワーベースたち。


同じ商品であっても一つひとつ形や大きさが異なり、どれも少し歪んでいたり、ころんとしていたり、どっしりとしていたり。それぞれ個性をもつガラスに、すぐに親しみを感じました。


「ラ・スフルリー」のガラスは、すべてが手作りです。そのため、一つひとつ形が異なります。窯の温度や湿度で色みも変化するため、作った時季や時間などによって色も若干異なります。



 



 


素材となるガラスは、以前はクリアガラスとリサイクルガラスを調合していましたが、現在はほぼ100%、リサイクルガラスを再利用しています。


リサイクルしたガラスを砕き、溶かして、再利用して作るガラスのアイテムは、その色に絶妙なニュアンスをもつことがあります。例えば、透明なガラスには、わずかにグリーンの反射をもつものがあったり、あるいはスモークがかったり、ブルーがかったりするものもあったり。これは、リサイクルガラスの特徴の一つで、セバスチャンはこのような“完璧な欠陥”を愛し、大切にしているそうです。「かつての姿を思わせながら、新しくて美しいガラスに生まれ変わった」と。


©Anjeanette Massey   セバスチャン(右)とヴァレンティナ。とても素敵なご夫婦です。


 


もともと、手作りのものが好きだというセバスチャン。古いものは基本的にすべて手作りなので、とても惹かれるそうです。


「昔から愛用され続けてきた“形”を、使いやすくガラスに置き換えて作っています。たとえば、最近のカラフェはワインと空気をうまくデキャンディングするための形状になっていて、形と機能が伴っています。一方、昔のカラフェは注ぎ口がとても狭く、うまく混ぜ合わせることができませんでした。ワインの注ぎ口はcmぐらいが丁度いいので、そのように機能性を考えて作っています」


 


©Anjeanette Massey

©Anjeanette Massey


幼いころから祖父や祖母の持ち物に興味を抱き、引き出しを一つひとつ開けて、中に入っている食器やフラワーベースをいつも眺めていたというセバスチャン。「自分の家族が代々持っている日用品をガラスに置き換えたアイテムもよく作っています」


©Anjeanette Massey


「ラ・スフルリー」は、かつて彼自身が素晴らしいと思うフローリストたちへ、自分で作った花器を持参し、プレゼンテーションしたことがきっかけでスタートしたブランド。最初はフローリストのために作った3つの花器しかなかったそうですが、その後、バリエーションが広がっていきました。


グラス¥2,310~カラフェ¥24,200

顔のグラス¥6,600、ベース¥7,590


「一流のフローリストは、実際にお花を生けるお客様の要望をよく知っているプロフェッショナル。季節の花の形に合う花器を作ることもできるので、フローリストとは常にコミュニケーションをとっています」


ベース¥3,630~ピッチャー¥8,580


だから、ラ・スフルリーの花器は初心者にも使いやすいのですね。1輪だけでも、すてきに飾れます。お店には今、たくさんの花器、グラスが届いていますので、ぜひWEBサイト、インスタグラムでチェックしてみてください。


 


H.P.DECO
Tel. 03-3406-0313
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・・・・・8は、6月15日公開です!・・・・・


 


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