秋の夜長におすすめのアンティーク
2021.11.5
肌寒くなってきたこの時季にぴったりのアンティークのお話をしましょう。時を超えて、暮らしに寄り添ってくれる古い雑貨たちの魅力にふれてみてください。
CHELSEA OLDオーナー 訓子さん
ホットチョコレートが恋しい季節の「Cadbury Jag」
イギリスでチョコレートと言えばCadbury
田舎の小さい食品店などでは紫色のCadburyの大きな看板が掲げられているお店をよく見かけます。
Cadbury社はイギリス、バーミンガムのJohn Cadburyによって1824年に設立された会社
創設当時はチョコレートドリンクのお店だったそうです。
当時はチョコレートは食べる物ではなく、飲むもの。
19世紀半ばに食べるチョコレートが登場するまではドリンクだったというわけです。
その際に使われたのがこちらのジャグ
ホットチョコレートに入れるためのミルクを入れたジャグです。
キャドバリー社は1831年にチョコレート工場を創設し英国王室御用達のお菓子メーカーへと発展しました。
日本でも販売されているデイリーミルクは1905年に販売開始された定番の板チョコです。
イギリスのスーパーに行けばかなりのバリエーションでCadburyのチョコを買う事ができます。
こちらのジャグ大きさも大小少しずつ色々なサイズがあります。
文字や絵柄も手書きのため微妙に違い、
色合いもみんな微妙に違ったりします。
手作りならではの暖かみですよね^^
ぐるっと一周 MAKE DRINKING CHOCOLATE WITH BOURNVILLE COCOA
なんて文字が書かれたレアものジャグもあります。
Cadbury
こちらのジャグ以外にもチョコレートをすくうためのアルミスプーンや
ココアが入っていたTIN缶、マグカップやピンバッジ、木箱など
コレクターとしては色々集める物があって大変楽しめます。
私がCadburyのコレクションをしているので、イギリスの友人から以前
チョコレートの販売機のような大きなプレゼントをもらった事があります。
いまだに活用できず倉庫に眠っていますが・・・。
イギリスで買付けをしていてキャドバリーのイメージカラーである紫色には敏感に反応してしまいます^^
時には揺らめく炎を灯して。「ガラスのキャンドルスタンド」
今回はガラスのキャンドルスタンドのお話です。
まだ電気のなかった頃
鏡台にはトリンケットセットが置かれました。
トリンケットセットとは
ガラスのトレーにコットン入れやリングケース、
ペアのキャンドルスタンドがセットされた物を言います。
キャンドルの光で顔がよく見えるように
両側にキャンドスタンドが置かれ、キャンドルの光でお顔を手入れしたそうです。
もともとはこちらのようなペアが基本
いつの時代に片方になってしまったかわかりませんが
大きさ違いでいくつかのキャンドルスタンド並べてみるのも素敵です。
連載の過去の記事はこちら。
ぜひ、ショップのHPものぞいてみてください。
CHELSEA OLDよりアンティークつれづれ → このほかの記事はこちら
CHELSEA OLD
住所:岐阜県岐阜市柳津町上佐波4-41 ☎058-270-0543 定休日:日・月曜 営業時間:11:00~18:00 (通販サイトは火・土曜休) リノベーションのご相談も受け付けます。
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