フランスのアンティーク絵皿のお話 Vol.1

2020.9.7

繊細で美しい模様の絵皿にはコレクターも多数。そこには知るほどに楽しくなる歴史があります。



 近ごろ特に女性に人気のあるアンティークの食器は、絵柄の入ったフランスの古い窯のもの。みなさまも目にする機会がふえたのではないでしょうか。1色で描かれた転写はどれも繊細で、飾っておくのにもふさわしいものばかり。


 フランスにある陶磁器の窯はとても多く、「ジアン」のように現存しているところもありますが、時代による統廃合があったことで、バックスタンプ(刻印)のデザインが異なるのが面白い。2つの社名が入っていたり、年代で絵柄が変わったり。ごく限られた年代にしか存在しなかった窯の名前を見つけたときは、思わず心が躍ります。


 さらにフランスでは、リネンクロスと同様に6枚が1セット。プレートも6枚組で、少しずつ絵柄を変えてシリーズのように作られたものがあって、欠けずにひとそろい見つけるとうれしくなります。オーダーした家のイニシャルだと思われるアルファベットを、花柄のなかに組み合わせた意匠など、実に興味深い。


 お気に入りの絵柄のプレートを1枚ずつ集めたら、この写真のように白い器と合わせると、深い青や緑の絵柄が引き立って、異なるデザインでもシックにまとまります。ゲストが好きな絵柄を選ぶのも楽しいですね。そして、裏のバックスタンプにも注目を。あなた好みの窯が見つかるかもしれません。


 


お気に入りの絵皿を見つけたら、ぜひバックスタンプもチェックして。年代によって、さまざまな種類があるのも魅力です。


ファンに人気の古窯サンタマン窯(のちにムーランデルー社に)は、1705年、フランス北部のサンタマンレゾーで創業。



サンタマン窯のマリールイーズシリーズ。壁の模様の王冠と剣の入ったサンタマンの紋章が主なスタンプの柄。


こちらはムーランデルー社の同じシリーズ。スタンプは風車の柄に。



上下はどちらも同じサンタマン窯。年代やシリーズによってバックスタンプが変化するのも興味深い。


55年間のみ存在したエミールブルジョア窯はとても希少なアンティーク。台座の裏に押してあるため、湾曲したバックスタンプもレアです。

撮影/飯貝拓司

フランスのアンティーク絵皿のお話 Vol.2に続きます。

 


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