小さな明かりと古家具で癒やしのコーナーに
2020.9.13
何でもなかったコーナーが、小さな明かりと古家具を合わせるだけで
心豊かな時間を与えてくれる癒やしの場所に変わります
岡本 玲さん
明かりと机しかない小部屋で心も体もスローダウン

古いお菓子の型を使ったペンダントラ イトの電球は15ワット。この光が気持ち を落ち着かせてくれるんです。

壁には わせた小さなランプも古賀さんの作品。 古道具の組み合わせは唯一無二の存在感。
お疲れさまの夜食には、この距離感と明るさが落ち着きます

帰りが遅い夫がカウンターでごはんを 食べるときは、ペンダントライトを2つ 灯します。夫もここでおしゃべりしなが ら食べるのが好きみたい。

埼玉のアン ティーク店「アーティーク」で購入。
夫が好きな小説に没頭できるコーナーを

夫の週末のお楽しみは映画と読書。壁 際のデスクにスタンドライトを持ってき て読むと集中できるんですって。

わが 家のファーストアンティークランプ。群 馬の「店なし雑貨の店」で9000円でした。
お酒と会話をしっとり楽しむときはキャンドルの炎を肴に

月に2回ほど、金曜日の夜におうちバ ーをします。キャンドルを灯すとまるで 家じゃなくてお店のよう。とはいえ、夫 はお酒が飲めないから乾杯だけ。

香り のいいキャンドルを集めるのも楽しみ。
私が明かりの力をより実感したのは、2階のクロゼットルームを模様がえしたときのこと。もとは洋服を置いていただけのシンプルな部屋に、ふと思い立って古い机を置き、壁にランプをはわせてみたら、たちまちギャラリーのようなグッと雰囲気のある空間に変貌したんです。黄昏時のほの暗い部屋で、ただ壁に映る光の陰影を眺めているだけで幸せな気持ちになり、仕事から帰ったらまずここでお茶をするのが習慣になりました。
夫が楽しみにしているのが、週末の夜に二人ですごすおうちバータイム。いい香りがするキャンドルに火を灯し、ゆらゆら揺れる炎を眺めながらおしゃべりしていると、なんだかいつもより時間がゆっくり流れるみたい――。思えば、明かりに無頓着だったときはなんて味けない生活だったんでしょう。今や明かりは、朝昼晩のおうち時間を豊かにしてくれる、大切な相棒です。
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