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【フランスアンティーク】食器おいしい発酵食とアンティークのお話

CHELSEA OLDより アンティークつれづれ

2022.9.9

今回は、日本でも注目されている発酵食品のお話。ヨーロッパで古くから食されているヨーグルトとチーズにまつわる器をご紹介しながら、歴史にもふれていきましょう。


CHELSEA OLDオーナー 訓子さん


ディゴワン・サルグミンヌ窯のヨーグルトポット



日本でもおなじみのヨーグルト。毎日の食事に取り入れている方も多いのではないでしょうか。


ヨーグルト発祥の国は実はトルコだそうです。私はてっきりブルガリアだと思っていました。消費量もトルコが世界一、次がブルガリアだそうです。


ヨーグルトが最初にヨーロッパに伝わったのは16世紀とされ、病に悩んでいたフランス国王フランソワ1世がコンスタンティノープル(東ローマ帝国の首都、イスタンブールの前身)から医者を呼び、その医者が国王のために作ったヨーグルトが始まりといわれています。ヨーグルトを食べ始めた国王は数週間ですっかり回復したそうです


このとき、医者はヨーグルトを持って行ったわけではなく、生きた羊をパリまで連れて行き、その羊のミルクでヨーグルトを作ったそうです。これがフランスで、ヨーグルトを「永遠の命の乳」と呼ぶ理由となっています。


当時ヨーグルトの作り方は門外不出で、ヨーグルトの作り方を教えて欲しいと言う国王の申し出を医者は断ったため、ヨーグルトは一旦フランスの人々から忘れ去られてしまいました。そのため、ヨーロッパでヨーグルトが普及したのはもう少し先のお話になります。


酪農国フランスでは、牛や羊、ヤギの乳から作られたヨーグルトが今もなお人々に愛されています。しかも、こんな可愛らしいポットに入って売られていたのですね。
お部屋で小さなお花を飾ったり、小物を入れて机に置いても絵になりますね。


1900年代 フランスのチーズドーム



チーズドーム、ケーキドーム、ガラスドーム、といろんな呼び名があるこちらのお品。私はなぜチーズかな?と素朴な疑問を抱いていました。







チーズは世界最古の食品の一つで、その始まりははるか紀元前と言われています。羊の胃袋を水筒にして旅に出て、いざ飲もうとしたところ、中で白っぽい液体と白い塊になっていたというのが、よく耳にするチーズの始まりのお話ではないでしょうか。
今はヨーロッパをはじめ、世界中で食べられていますね。


「チーズ王国」と言われるフランス。フランスで生産しているチーズの種類の豊富さは世界一で、チーズに地名や町、村の名前をつけているものがたくさんあります。日本でも手軽に手に入るカマンベールチーズは、ノルマンディー地方のカマンベール村で作られたそうです。スーパーのチーズ売り場では、ちょっとした世界旅行気分を味わえるかもしれません♪


フランスの日常の食卓に欠かせない、長い歴史を持つ食べ物にかぶせるためのチーズドーム。
日本で言うと、お櫃のような存在だったのでしょうか。
大切なチーズを乾燥から守るためにチーズドームと名付けられたのですね。


上のお写真でご紹介したチーズドームは、なみなみとしたガラスがとても美しく、食べもの以外にも、キャンドルやドライフラワーなど、季節に合わせてディスプレイを楽しんでみてもいいですね。



ぜひ、ショップのHPものぞいてみてください。







CHELSEA OLD

住所:岐阜県岐阜市柳津町上佐波4-41 ☎058-270-0543 定休日:日・月曜  営業時間:11:00~18:00 (通販サイトは火・土曜休) リノベーションのご相談も受け付けます。

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