360°どこから見ても絵になるローボード
2022.10.21
ICCAが取り扱う家具は、材質や造り、デザイン、様々な視点から選りすぐった大正時代の逸品たち。そこには、当時の名もなき名人たちの美意識や思いやりが詰まっています。
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No.20「EARTH」
ICCAが表現するテレビボードの最高を目指して
このテレビボードは、ICCAを表現し切るような家具にしたい、そのサンプルを作るような気持ちで、様々なアイディアを凝縮して製作した家具です。
もともとは、商店の畳の上で、会計台として使われていた家具。
お店の顔でもある家具ですので、構造的な造りの良さはもちろん、使用されている材料も見どころのある木目を有した欅(けやき)材の鏡板や、それをより魅力的に引き立てるような装飾が施されたフレームによって構成された素晴らしい逸品。
この家具の魅力を、現代で最大限に活かすには、そんな気持ちで向き合った結果、テレビボードとして見立て、リメイクすることにしました。
どこから見ても美しく
テレビボードとして見立てた際に、ちょっと重厚すぎる、という印象がありましたので、軽やかさとモダンな印象を与えられるよう、オリジナルのろくろ脚を付けました。
大正期の家具は前後左右で、意匠などの完成度が異なります。
このローボードも、前と後ろで色味も意匠も微妙に違っています。
その雰囲気の違いに合わせて、ろくろ脚も材種と意匠を微妙に変えています。
なので前後左右、見る場所によって表情が違います。
どこを表にしても成立する。360度どこからみても美しくなるように仕上げ、
「EARTH」と名付けました。
空間を仕切るローボードとしても
最近増えてきているワンフロアの間取りで、空間を仕切りたいときにもこの家具が活躍します。
背の高い家具だと、せっかくの広々とした空間が狭く見える。一方、高さの低いローボードであれば、ワンフロアの魅力であるヌケ感を最大限に引き出すことが出来るでしょう。
また、脚元に余白がありますので、より圧迫感が少ない。
どこから見ても絵になる「EARTH」。
空間を仕切る家具としても最適な仕上がりになっています。
「EARTH」
W 125.4cm
D 48.3cm
H 55.5cm
MATERIAL:楢材、欅材
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ICCA
千葉県香取市北3-1-17
TEL047-877-9087
HP/https://icca-life.com/
Instagram/@icca_life
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