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【新築&リノベ】ウールカーペットで住まいにぬくもりと贅沢を~連載④ウールカーペットのお手入れ方法~

カーペットの基礎知識

2023.1.15

マイホームを建てるとき、中古住宅を買ってリノベーションするとき、候補の一つに選んでいただきたいのがウールカーペットです。でも、「汚しても洗えないのは困る」「ホコリがたちそう」「長く使えない気がする」と、不安や気になることも多いのでは。実は、子育て時期にこそぴったりなアイテムで、インテリアを贅沢で心地いい空間にもしてくれます。そこで、ウールカーペットの魅力をお伝えしたく、大阪の老舗メーカー「堀田カーペット」さんに基本をレクチャーしてもらいます。4回目は「ウールカーペットのお手入れ方法」です。


1回目 「カーペットができるまで」の記事はこちらより
2回目 「素材と密度のお話」の記事はこちらより
3回目 「カーペットのある暮らし方」の記事はこちらより


連載4回目「ウールカーペットのお手入れ方法」


カーペットを長く美しくお使いいただくには、日常のメンテナンスがとても重要です。


カーペットには多くの種類があります。それは素材、ものづくりの方法、敷き込み方、形状など……。各メーカーにより、少しずつ掃除の紹介の方法も違います。「カーペットの掃除方法はこれで大丈夫!」というのが限定できません。


もちろん共通しているところもたくさんありますが、できるだけ正確にお伝えするためにも、「ウールの織物のカーペット」に限定して、メンテナンス方法をご紹介したいと思います。


こまめに掃除機をかける



ウールカーペットにとって最も需要なメンテナンスが、掃除機によるこまめなバキューミングです。特に新しいカーペットほど、「遊び毛」がよく出ます。この遊び毛を取り除くように掃除機をかけると、汚れもホコリも一緒に取り除くことができます。


カーペットは繊維を素材として、立体的で、凹凸があります。そんなカーペットの特性に合わせた掃除機をご使用いただくことも重要です。


ポイントは
①吸引力の強いもの
②電動ブラシがついているもの
③硬めのブラシ


電動ブラシで遊び毛をしっかり掻き出し、強い吸引力で吸い出すことが大切になります。


カーペットに適したヘッドブラシ。ブラシが硬く、回転するものをご使用ください。


液体汚れの対処法



ウールは撥水効果を兼ね備えた素材です。冷たいものに対しては、すぐに染み込むことなく表面に浮いています。この状態のときに、できるだけすばやくキッチンペーパーや乾いたタオルなどで吸い取ってください。温かいものは染み込みやすいですが、まだ水分がある状態でしたら、キッチンペーパーでできるだけ水分を取りのぞきます。


押し込むように、根気よく吸い出します。


その際、カーペットを激しくこすったり、引っ掻いたりはしないでください。カーペットを痛めて修復できなくなる可能性があります。




残った汚れにはぬるま湯をかけ、タオルなどで軽くたたき、タオルに汚れをうつします。一度に全部の汚れをとりのぞこうとせず、ぬるま湯をかけ叩きながら吸い出す作業を何度か繰り返してください。ほとんどの汚れは、この方法で取り除くことができます。


汚れをとりのぞくとき、そもそも汚れを100%とりのぞこうとしないようにてください。60%程度取り除けたら、あとはご紹介したように、日常の掃除機でのお掃除で遊び毛とともに、汚れを少しずつとりのぞいていきます。


汚れに対し不安がある方は、カーペットクリーナーをお使いいただくという方法も。製品の特徴や使用法などをお読みください。



「カーペットは一度汚れたら落ちない」と思われていますが、正しくメンテナンスをすることで落ちないということはありませし、メンテナンスも難しいものではありません。メンテナンスにより、ウールの織物のカーペットは長く快適につかうことができます。


次回(2023年1月16日公開)は「カーペットとホコリの話」をお届けします。


————— 堀田カーペット —————
大阪府和泉市観音寺町531番地(本社工場)
TEL : 0725-43-6464
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