wa/ter プロダクト

辰巳若菜さんの いまこれ、気になる。

2020.10.19

人の手でうみだされるもの
歴史や背景に惹かれるもの
共感するおもいがあるもの
時代の変化とともに必要のなくなってしまった
物質に新たな価値を見出したもの
それぞれが自然に寄り添い循環し
人々の心を豊かにする
wa/terさんから拝借)


 


飾るということより、モノの美しさと空間の余白のバランスが楽しい近ごろ。
モノと光が創りだす影、それと余白。
それを叶えてくれるwa/terさんの創り出すプロダクトがとても気になっています。




これは、回収された蛍光灯ガラスから作られた100%リサイクルガラスのインセンススタンドと
色違いのガラスオブジェ。



有害な水銀や金物の部分を取り除くためにいくつもの工程を経て出るガラス本来の色と
波紋のようなガラスの揺らぎは、溶かし固める際にできる自然の表情。
同じ工程で作られた、形違いのブックエンド。



美しい家具が生まれる一方で、捨てられる木の端材をリデザインされたブロック。
積木って子供のおもちゃのイメージが強いけど、置き方やバランス1つで、
大人の感性でしか作れない素敵なオブジェにもなるんです。



アンティーク業界が長かった私は、新しく作られたものではなく、
廃棄されるはずだった物に価値を見出す事にすごく共感。
先日、このオブジェを光に当てて見ていた、子供にプロダクトの過程を話すと、
へェ~って、その後もずっと眺めていました。ブラウン管テレビを知らない子供達でも、
手に触れて話を聞いて、想像したり子供なりにモノを通して何か感じてくれたら、と思うと嬉しいのです。


 


wa/ter  IG@water_products_design


INCENSE STAND –light \6500(+税)


HAMON140φ Bookends –light \21500(+税)


 


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辰巳若菜 たつみわかな

アンティークショップ勤務を経てインテリアスタイリストとして独立。『Come home!』では、長年にわたって連載をもち、雑貨やインテリア、DIYのアイデアを提案。

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