木下工務店の坪単価と評判は?施主インタビューで分かったリアルな満足度と後悔とは

家づくりはとても高額です。後悔しない第一歩に、必ずカタログ請求や無料相談サービスを利用して情報収集を行うようにして下さい。

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木下工務店の会社概要

項目	内容
会社名	株式会社木下工務店
本社所在地	東京都新宿区
創業年	1956年（創業68年）
対応エリア	関東地方（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）
建設業許可	国土交通大臣(特-4)第24575号
主なサービス	注文住宅の設計・施工

木下工務店は、自社で設計から施工までを行う一貫体制を採用しており、木造住宅を中心に自由度の高い間取り提案が可能な点が特徴です。

木を活かしたデザインや、比較的幅広い価格帯のプランを扱っていることから、要望や予算に合わせた住まいづくりがしやすいとされています。

体験者のプロフィール

現在35歳で、3年前に東京郊外に「木下工務店」で注文住宅を建てました。家族は33歳の妻と、家を建てた当時はまだ2歳だった娘の3人家族です。もともと住んでいた賃貸マンションが手狭になってきたことと、コロナ禍をきっかけに夫婦ともに在宅勤務が増えたことが重なり、「それなら、自分たちの理想を詰め込んだこだわりの家を建てよう！」と一念発起しました。

数あるハウスメーカーの中から、私たちは歴史と実績のある木下工務店を選びました。その家づくりの中で感じた良かったこと、そして「ああ、こうすれば…」と少し後悔していることも含めて、包み隠さずお話しできればと思います。これから家を建てる同世代の方々の、少しでも参考になれば嬉しいです。

木下工務店の坪単価・本体価格・オプション費用

木下工務店の坪単価

坪単価： 約91万円（本体価格3,300万円 ÷ 36坪で算出）

価格については、当初の想定よりは少し上がりましたが、木下工務店の標準仕様のレベルが高かったこと、そして何より自分たちのこだわりを形にするための「完全自由設計」の価値を考えれば、納得のいく投資だったと感じています。

木下工務店の本体価格

本体価格（土地代除く）： 約3,300万円

内訳： 建物本体価格 約3,000万円 ＋ オプション費用 約300万円

主なオプション内容

• 太陽光発電システム＆蓄電池（約150万円）
• キッチンのグレードアップ（ドイツ製食洗機、クォーツストーン天板など）（約70万円）
• リビングの床材を無垢材（ウォールナット）へ変更、壁の一部にデザインタイル施工（約50万円）
• 造作の書斎カウンターと壁面収納（約30万円）

木下工務店を選んだ理由

数ある住宅会社の中から、最終的に木下工務店に決めた理由は、大きく分けて3つあります。

第一に、「圧倒的な設計の自由度と提案力」です。
私たちは、「家族が自然とリビングに集まる、吹き抜けのある開放的な空間」「在宅勤務に集中できる独立した書斎」「家事動線を徹底的に効率化した間取り」など、かなり細かい要望を持っていました。いくつかの大手ハウスメーカーにも相談しましたが、規格化されたプランがベースにあるためか、私たちの要望を伝えると「その間取りは構造上難しいです」「規格外なので大幅な追加費用がかかります」といった反応が少なくありませんでした。
その点、木下工務店は「完全自由設計」を掲げているだけあり、私たちの要望を真正面から受け止めてくれました。担当の設計士さんは、私たちの漠然としたイメージを丁寧にヒアリングし、「吹き抜けを作るなら、シーリングファンと高窓をこう配置して光と風を取り込みましょう」「書斎は寝室と隣接させつつ、間にウォークインクローゼットを挟むことで防音性を高められますよ」と、私たちの想像を超えるプロならではの提案をしてくれました。まさに「ゼロから一緒に創り上げる」という感覚が、私たちにとって大きな魅力でした。

第二に、「長年の実績に裏打ちされた『木』へのこだわりと住宅性能」です。
60年以上の歴史がある木下工務店は、その名の通り「木のいえ」づくりに定評があります。構造材へのこだわりはもちろん、床材や建具など、内装に使う木材の質感や種類についても豊富な選択肢がありました。モデルハウスや完成見学会で触れた無垢材の床の心地よさは、忘れられません。また、耐震性や断熱性といった基本性能についても高い水準を確保しており、設計段階で構造計算や断熱性能のシミュレーション結果を具体的に示してくれたことで、安心して任せられると感じました。

最後に、「営業担当者と設計士の方の専門性と誠実な人柄」です。
家づくりは、会社選びと同じくらい「人」選びが重要だと感じます。木下工務店の営業担当の方は、私たちの資金計画や将来のライフプランまで親身に相談に乗ってくれました。メリットだけでなく、「この土地だと景観条例で屋根の形に制限が出ます」といったデメリットやリスクについても正直に話してくれたことで、心から信頼できると感じました。

決定までのストーリー

家づくりを本格的に考え始めたのは、娘が1歳半を過ぎ、マンションの中を元気に走り回るようになった頃です。下の階への足音を常に気にしなければならない生活や、コロナ禍で在宅勤務が増え、夫婦それぞれのワークスペースがないことにストレスを感じていたのが直接のきっかけでした。

最初は何の知識もなかったので、とりあえず近所の総合住宅展示場へ足を運びました。最新設備の豪華なモデルハウスは夢が膨らむ一方で、価格帯が不明瞭だったり、「今月中の契約で〇〇万円値引きします！」といった営業トークに少し戸惑ったりもしました。大手ハウスメーカーを5社ほど見て回りましたが、それぞれに魅力はあるものの、どこか「決められた箱の中から選ぶ」という感覚が拭えませんでした。

そこで一度立ち止まり、「自分たちにとって本当に大切なことは何か」を夫婦で徹底的に話し合いました。そして出てきたのが、「性能（夏涼しく冬暖かい）」「デザインの自由度」「開放的なLDKと書斎」「信頼できる会社」という4つの軸でした。

方針を固めた後、情報収集の方法を住宅展示場だけでなく、インターネットや雑誌にも広げました。様々な建築実例を見る中で、自分たちの好みが「シンプルモダンで、木の温もりを感じられるデザイン」だということも明確になっていきました。その中で、長年の実績がありながらも、常に新しいデザインや技術を取り入れている木下工務店の存在を知りました。早速、ホームページから資料請求をし、個別相談会を予約しました。

個別相談会では、私たちの要望や予算を伝えたところ、その場で担当の方が過去の膨大な施工事例の中から、私たちのイメージに近いものをいくつも見せてくれました。これが非常に参考になり、「ここなら自分たちの理想を形にしてくれそうだ」という期待感が高まりました。 最終的な決め手になったのは、他社（デザイン性の高い設計事務所と、ローコスト系のハウスメーカーの計2社）と比較検討した際の、プラン提案の質でした。同じ予算と要望を伝えた上で、木下工務店が提案してくれたファーストプランは、私たちの希望がほぼすべて盛り込まれていただけでなく、光の取り入れ方や家族の視線の動きまで計算された、感動的なものでした。特に、リビングとダイニング、そして庭のウッドデッキまでが一体となって感じられる空間提案は、まさに私たちが思い描いていた「理想の暮らし」そのものでした。

資金計画についても、住宅ローン控除や補助金制度などを最大限活用する方法を具体的にシミュレーションしてくれたおかげで、将来への不安なく決めることができました。

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木下工務店での家づくりで良かった点・イマイチだった点

木下工務店を選んでよかった点は、「設計から施工までの一貫した責任体制とクオリティの高さ」です。設計士さんとの打ち合わせで決めた細かい仕様やデザインが、直営施工の現場監督さんや職人さんたちに正確に伝わり、見事に形になっていく過程は圧巻でした。

建築が始まってからも、現場監督さんとは密に連絡を取り合い、週に一度は現場で進捗を確認しながら打ち合わせを行いました。図面だけでは分かりづらい部分も、現場で実際に立ちながら「ここにニッチ（飾り棚）を作りませんか？」「コンセントの高さはこちらで使いやすいですか？」と細やかに確認してくれたおかげで、イメージとのズレがほとんどありませんでした。この現場対応の柔軟さと、品質へのこだわりは、長年の実績がある会社ならではだと感じました。

イマイチだった点を強いて挙げるとすれば、完全自由設計であるがゆえに、決めることが非常に多かったことでしょうか。壁紙の種類からドアノブのデザインまで、一つ一つ自分たちで選んでいく作業は楽しくもありましたが、途中からは少し疲れてしまい、「もう標準仕様でいいかな…」と投げやりになりそうになったこともありました。もう少しパッケージ化された提案があっても良かったかもしれませんが、それもこだわりの裏返しなので、大きな不満ではありません。

木下工務店での家づくり全般の後悔

全体的には大満足の家づくりでしたが、やはり住んでみてから気づく後悔ポイントはいくつかあります。

木下工務店 注文住宅の後悔ポイント３つ

1.コンセントと照明スイッチの位置
これは多くの施主が後悔すると言われますが、私たちも例外ではありませんでした。図面上で「これで十分だろう」と思っていても、実際にソファやベッドを配置してみると「あ、ここに欲しかった…！」となる場面が多々ありました。特に、ベッドサイドのコンセントをもう少し枕元に近い位置にすれば良かったと後悔しています。今なら、持っている家電をすべてリストアップし、どこで使うかを徹底的にシミュレーションして、図面にこれでもかというくらい書き込んでいたと思います。

2.外構計画のスタート時期
建物のことばかりに気を取られ、外構（庭、駐車場、フェンスなど）の詳細な打ち合わせを後回しにしてしまいました。建物の完成が近づいてから慌てて計画を始めたため、選べる素材やデザインに限りが出てしまったり、予算配分に苦労したりしました。建物と外構はトータルで一つの「家」です。設計の初期段階から、外構のイメージや予算もしっかりと計画に組み込んでおくべきだったと反省しています。

3.収納内部の造作
パントリーやシューズクロークなど、大きな収納スペースは確保したのですが、内部の棚をすべて可動棚にしたため、かえって使いこなせていない部分があります。例えば、「ここには掃除機を置く」「ここにはストック食材を入れる」といったように、入れるものを具体的に決めて、それに合わせた固定棚や仕切りを最初から造作してもらえば、もっと効率的に使えただろうと感じています。

これから家づくりをする人へ

これから家を建てる方にお伝えしたいのは、家族にとっての『理想の暮らし』の解像度を上げることが何よりも大切だということです。「広いリビングが欲しい」だけでなく、「休日の朝、ソファでコーヒーを飲みながら、庭で遊ぶ子どもを眺めたい」「平日の夜、夫婦でキッチンに立って一緒に料理をしたい」といった具体的なシーンを想像することで、本当に必要な間取りや動線、設備が見えてきます。

住宅メーカー探しにおいては、会社の規模やブランドイメージだけで判断するのではなく、ぜひ「自分たちのこだわりを形にしてくれる会社か」という視点を持ってみてください。私たちの場合は、木下工務店の「完全自由設計」がまさにそれでした。良い会社を見分けるコツは、モデルハウスだけでなく、「完成見学会」に積極的に参加することです。実際に人が住むために建てられた家は、その会社の標準仕様や得意なデザイン、施工の丁寧さがリアルに分かります。

そして何より、営業や設計の担当者との相性は大切にしてください。家づくりは、数ヶ月から一年以上にわたります。言いたいことを気兼ねなく言えるか、不安なことに真摯に答えてくれるか、信頼できる担当者を見つけることが、満足のいく家づくりへとつながります。

大変なことも多いですが、自分たちの理想が少しずつ形になっていく過程は、何物にも代えがたい喜びと感動があります。ぜひ、ご家族での対話を楽しみながら、最高の家づくりを叶えてください。応援しています！

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まとめ

今回ご紹介したように、木下工務店での注文住宅づくりには、様々な体験やこだわりがありました。家づくりは人生の大きな決断ですので、住宅メーカー選びや設計の際には慎重に進めることが大切です。

たまさんがインタビューで言っていたように、家づくりを始めるにあたって、家づくりを始めるにあたって、複数の住宅メーカーを比較することはとても大切です。ですが、1件ずつ問い合わせるのは時間や手間がかかり大変な作業です。そして、知識のない状態で直接住宅メーカーへ行ってしまうと、自社の強みを押しての商談となるため、公平な比較が難しいです。

注文住宅の無料相談サービスを提供する「スーモカウンター」は中立な立場のアドバイザーが対応してくれるため、公平な意見を聞くことができるため安心です。自分たちの理想の家を実現するために、まずスーモカウンターを活用して、家づくりの基本知識や資金計画、エリア内の住宅メーカーをまとめて比較して要望に合う会社を探してみましょう。

たくさんの会社を比較することで、あなたにぴったりの住宅メーカーを見つけるきっかけになります。後悔しない家づくりのために、ぜひ自分にピッタリの住宅メーカーをみつけてくださいね。