子ども部屋の収納アイデア 幼稚園から小学生まで片付けやすい部屋づくり
2020.11.30
いよいよ明日から12月。年末年始に向けて、片づけや大掃除にそろそろ取り掛かりたいものです。どこから始めようか迷っているなら、おすすめは子ども部屋! 年の暮れになると忙しくて手が回らなくなってくるので、今のうちに見直しておくのはいかがですか?
子ども部屋のクロゼット編
子どものクロゼットの収納で、何より大切なのは、取り出しやすさ! トップスはハンガーラックにかけるのがオススメ。ボトムスはたたんで布ボックスなど軽い入れ物に立てて収納すると、子どもでも出し入れが簡単。中身はイラスト付きのタグでわかりやすく。(田中麻友子さん)。
下着や靴下など小さなものは、コンパクトにたたんで布付きのかごに立てて収納。ジャストサイズなので、一目でなかみがわかります。たたんで引き出しに重ねていたときは、見つけにくくてすぐにぐちゃぐちゃになってしまっていました(田中さん)。
「洋服屋さんみたいな可愛いクロゼットが欲しい」という小学生の娘のリクエストに答えて、ロングワンピースもかけられるクロゼットを手作り。カーテンをつけて、目隠しもできるようにし、バッグなど袋ものは大きなカゴに入れて足元へ。「ワンピースはこの位置にかけよう」なんて、おしゃれに目覚めた娘は服のかけ方まで工夫しています(所あかりさん)。
サングラスやポシェットなどのファッション小物は、「PUEBCO」のスチールハットボックスにひとまとめに。
娘のベッド脇にフックを設けています。翌日に着るトップスやアウターをここに吊るしておくと、起きてすぐに着替えられて、朝の支度がスムーズです(木村奈恵さん)。
小学生・ランドセルや教科書など、学用品の収納編
教科書やノートを本棚に片づけるのが苦手な娘。理由を聞いてみると「立ったり座ったりがしんどい…」ですって。そこで、ベッドの下の空きスペースを利用することに(木村さん)。
ランドセルや体操着、教科書はキャンバス地のボックスに収納して、ベッドの下に入れました。このボックス、持ち手がついているので、引き出すのもラクちん!
わが家は1階リビングを子どもの学習コーナーにしています。木箱を土台にしてダイニングテーブルを学習机にリメイクし、足元にランドセルや通学用品を入れられるように。(浅見芽久美さん)
机の足にした木箱には、ファイルボックスをセットして教科書入れに。ファイルボックスは前面に板を貼って、生活感を出さないように。
こちらは、子ども部屋の学習机。おしゃれな白い部屋にしたいという娘のために、模様がえ。カラフルなものはできるだけ隠す収納にしました(浅見さん)。
カラフルな筆箱や文具は「ダイソー」のスクエアボックスに入れて机の下へ。マスキングテープは、「ダイソー」のクリアケースに入れて戸棚に入れ、目隠し。スタンプなど細かいものには「Seria」のカトレケースがちょうどいいサイズ。取り出しやすくて統一感も。
おもちゃの収納編
おもちゃの収納は、使う頻度によって配置を決めるのが王道のようです。
折り紙やクレヨン、粘土の型などの細かいおもちゃは、100円の粘土ケースへ。入れ物を統一したほうが見た目がスッキリすると思って選んだものの、肝心の息子は、「同じ入れ物だとわからなくなるよ」ですって。見分けやすいよう、ラベルをはりました(田中さん)。
毎日使うブロックは「床に出して遊ぶから」という息子の意見を取り入れて、棚の一番下の引き出しに入れています。
幼稚園でたくさん作ってくる工作。「捨てちゃ嫌だ」というので、わが家はベッドの下に置き場を設けています。キャスター付きの引き出しを作ってベッド下に入れ、引き出して簡単に取り出せるように。
ベッド下の半分はおもちゃ入れに。ホコリを被らないように、布でカバーを。中身を刺しゅうしたので片づけも難しくありません。
押入れをおもちゃ箱にしてしまう手も。
わが家は、娘のリクエストで押入れの中をお部屋みたいに改造しました。おもちゃや漫画はここにまとめて。お友達が来るときは、ここで一緒に遊んでいます。(木村さん)
押入れの中にはシンプルな棚を手作り。娘がよく読むマンガを厳選して、本のサイズに合わせて本箱を作りしました。跳ね上げ扉をつけてふだんは目隠し。
本箱の下の棚には、100円の引き出しをセット。お気に入りの人形やキーホルダー、ペンなどを収納。
クロゼットと細々としたものを収納する棚を手作りし、間に板を渡してベンチを設けました(所さん)。
お人形遊び用のおもちゃは、キャスターをつけた木箱に入れて、ベンチの下へ。この方法だと片づけたとき箱の中が見えず、すっきりとするのがいいところ。
文房具やメイクグッズ、紙の雑貨など、女の子に多い細々したおもちゃは、木箱やカゴ、小引き出しで仕分けして、棚にまとめるのがオススメです。
仕切り付きのコレクションボックスは、紙やのりなど細かい工作の材料を仕分けしてしまうのに便利。
近ごろファッションやメイク遊びに興味津々な娘。リップなどのメイク道具は、小引き出しにまとめてあげています。
娘の意見を取り入れながら収納を見直してみると、成長したなと実感。でも、まだまだ子どもな部分もあって、ここのところ出番は減ったけど、まだ捨てる決心がつかないおもちゃもあります。そういうものは、大きなカゴに入れて、棚の上段と下段に置いておき、物がふえたら、一緒に見直すことにしています。
成長にともなって物がふえていく子ども部屋は、定期的な見直しが必要不可欠な場所です。また、その子の性格によって、片づけやすい場所や方法もかなり違ってくるようです。子どもの意見を取り入れながら、自分たちで片づけができる仕組みを考えるのが、子どもも大人もストレスを溜めない秘訣なのかもしれませんね。
お気に入りを解除します。

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。
