花と緑の小さなときめき(2)



2020.8.12

*(1)はこちらから


つぼみがふくらんだり、茎から根が生えたり
何げない変化さえ、ほっこりした気持ちにさせてくれるのが植物の力です。
その小さな発見の積み重ねが毎日を幸せにすごすきっかけにも。
習慣的に植物にふれてみてときめきを見つけてみませんか?


洋服作りで煮詰まったときは草花に触れるのが習慣
たくましい生命力にアイデアをかきたてられるんです
今野祐子さん


 


小さな花壇で育てているのは切り花向きの花たち。花瓶にいけてから、ドライフラワーになるまで楽しみます。

娘を送り出したら、飾り時の花を花壇から摘んで花瓶へ。花をいけながら心を落ち着けて、仕事モードに。

オレガノ・ケントビューティーは、茎の先から根が出てくることも。花壇へ植えて、再び花の成長を楽しみます。


 


 自宅で洋服作りの仕事をしている私。一見、華やかなようで、地道な作業の繰り返しの洋服作りは、アイデアに煮詰まることもしばしばです。


 そんなときは気分転換に、花瓶の配置を替えてみたり、草花を剪定するのが習慣。お世話をしながら草花を眺めていると、昨日までとは違う変化に気づくんです。つぼみがほころびはじめたもの、花びらの先が茶色がかり、これから枯れてゆくことを想像させる花、茎から根が生えた草花。時には、小さな種ができていることもあります。


 そんな姿から感じるのは、強い生命力。可憐な香りや姿からは想像もつかないほどのたくましさに、不思議と創作意欲をかきたてられるんです。


 毎日少しずつ変化しながら生きている草花を愛でる時間は心の余裕にもつながっているみたい。ちょっと手間がかかるときもあるけれど、育児に仕事にとあわただしい毎日を送る私に、立ち止まることの大切さを草花が教えてくれているのかもしれません。


 


製作に煮詰まったときは、部屋に飾った花が癒やしをくれるんです。

トリフォリウムバニーズやセンニチコウ、ミニバラのグリーンアイスなど、小花たちは古道具店で買った薬瓶や、使い終わった小さなジャム瓶と合わせて。

ダイニング脇が私のアトリエ。ずっと家で仕事をしているから、花が季節の移ろいを感じさせてくれるんです。

ヴィンテージの家具を置いたわが家に溶け込むよう、大きめの花瓶は古道具店で買った古いものばかりです。

きれいに咲き誇る花の姿も美しいですが、少し枯れかけて、まわりが茶色になった姿にもときめきを感じます。


*(3)に続きます


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