ワンコーナーの模様がえ(1)
2020.8.13
住まいの乱れは心の乱れというように
忙しさで家のことに手がまわらなくなってくると
そこにあるはずの幸せを、見逃しやすくなります。
だからこそ、どんなときも好きな状態にキープできる場所を
目につく場所に1 カ所はもっていたいものです。
小さなときめきの芽を、枯らしてしまわないように―― 。
娘のお昼寝タイムにキッチンを模様がえするのが日課
大好きな作家ものの器に触れるだけで元気をチャージできるんです!
末永沙織さん

冷蔵庫の脇も作家ものの器のギャラリーに。この日のテーマは、子どもとのおやつ時間。お気に入りの器にお菓子をのせ、ショーケースに入れました。

「ラブリコ」を使って柱を2本立て、ベニヤ板を張って板壁に。

はし置きは島工房さんやKOBAさんの作品。地元のマルシェでひと目ぼれして以来、集めるようになりました。
昨年から今年にかけてのわが家は、引っ越しと第三子の出産が重なってバタバタでした。手狭なマンションから広い一戸建てに住み替えたことで、家具の置き場ひとつにも悩んでしまう日々なんです。
特に気になっていたのが冷蔵庫。黒くて重たい存在なうえ、ダイニングからも目につきます。そこで、試しに板で目隠ししてみたらほどよく隠せて。白く塗り、棚をつけると、飾り場にいい感じでした。
それからというもの、この場所を模様がえするのが楽しみに。お気に入りのお皿を並べ替えたり、グリーンを置いてみたりとちょこっと替えるだけでも気分転換になるから、毎日テーマを決めて飾りつけするのが習慣になりました。
幸い末っ子はよく眠ってくれるから、すやすやお昼寝中が私のお楽しみタイム。広い家すべてを模様がえするのは大変だけど、幅60㎝の小さなコーナーだからこそ気軽に楽しめるんです。

板壁はドアと同じ色で塗装し、雰囲気を統一。テーブルからまる見えだった冷蔵庫の存在感を抑えられました。

コーヒーサーバーは「KINTO」のもの。ていねいにいれて好きなカップで飲む時間があると、ホッとできます。
カフェ気分を味わいたいときはこのスタイル

末っ子はまだ3カ月。カフェにはなかなか足を運べないから、コーヒーグッズや照明でカフェっぽい雰囲気を楽しみます
この日のテーマはお手入れタイム

忙しいとなかなかできないけど、月に1回は木の道具をお手入れする時間をつくるようにしています。そんなときも道具を並べてみたら「ショップみたい!」なんてうれしくなります。

木のトレイはオリーブオイルを塗るとしっとりします。
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女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
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また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
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