ワンコーナーの模様がえ(2)

2020.8.13

*(1)はこちらから


住まいの乱れは心の乱れというように
忙しさで家のことに手がまわらなくなってくると
そこにあるはずの幸せを、見逃しやすくなります。
だからこそ、どんなときも好きな状態にキープできる場所を
目につく場所に1カ所はもっていたいものです。
小さなときめきの芽を、枯らしてしまわないように―― 。


古道具を手に入れるたび階段を模様がえするのが習慣です
家族にも喜んでもらえるよう思い出のグッズも組み合わせて
森 ゆかりさん


貝殻や石は娘と夫の思い出の品

家のそばの海辺で拾った石。子どもの描いた無邪気な絵に癒やされます。

荒れた天気の翌日は貝殻や流木見つかりやすく、父娘で探しに行くのが習慣。私より娘のほうが採れる場所や貝の名前に詳しくなって。

流木を張った樹皮のタペストリーとアーコールチェアを主役に、娘の拾ったシーグラスや貝殻を組み合わせました。


 ここは3階につながる階段の踊り場。床と壁を自由に使えるコーナーはこの場所しかなく、お気に入りの古道具の飾り場として楽しんでいます。


 新しく古道具が手に入ると、ここに飾ってみるのがルーティーン。窓から入るやさしい光と白い板壁のおかげで、おしゃれに映るんです。そんな古道具と一緒に飾っているのが、家のそばの海岸で拾った貝殻や流木。あるとき、子どもが着古したTシャツやオーバーオールを飾ってみたら、子どもが喜んでくれて、家族で思い出話に花が咲いたんです。以来、家族の思い出のものを組み合わせるのがディスプレイのこだわりに。出勤や登校前、階段を見て「今日も頑張ろう!」って、家族に元気を届けられたらうれしいです。


 面倒に感じていた階段の掃除が苦にならなくなったのは、私にとってもよかったこと。でも、雑貨の移動がてらに、つい模様がえに手を出してしまうのは反省です。


ダイニングは内装業を営む夫の事務所を兼ねたスペース。「また変わったね」と業者仲間から言われることも。

古いもののなかでも、かごのように人の暮らしに寄り添った道具が好き。壁に吊るした巾着は、幼稚園時代に末っ子に作った着がえ袋です。

季節の移ろいを告げる花々。飴色になったかごが自然の美しさの引き立て役に。

3階から見ると板壁が背景になり、また違った雰囲気を楽しめます。カーペットのやさいい質感もいい味わいに。


*(3)に続きます


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