続・旦那さんのお片づけ物語
2021.2.10
こんにちは!
先日ふと目に止まった花の春色がうれしくなり、いつもなら白を選ぶマーガレットも
いろいろなピンクが咲き乱れる1鉢を連れて帰ることにしました。
今もいろいろこだわりはあるのに
歳を重ねたおかげなのか
こうじゃなきゃ!という枠の中で考えるのではなく
白も好きだけどピンクは元気をもらえるわ!って楽しめるようになってきたわたしです。
年の功、万歳。
ではでは、旦那さんのお片づけ物語の続きをお話していきたいと思います。
お付き合いくださいませ。
家族みんなが過ごすリビングは
人の数だけいろんな物が通過したり、置かれたりする場所だと思います。
我が家の旦那さんには特別に彼用の部屋というものはないので
リビングは彼にとってくつろぐ場所でもあり、必要なモノを置いておきたい場所でもあります。
お片づけができない人!みたいに彼を見つめていた時には
片づかないモノたちを入れられる収納用品を用意しても改善されない経験を何度もしました。
今考えれば
その収納用品へ込めたわたしの願いは
散らかってみえる彼のモノが見えなければいい!であり
彼のモノを彼が片づけしやすいか?という視点はなく
ここにいれてよ!という指示みたいなものでした。
そんな失敗の収納用品の一つがこれ↓↓↓
わたしの大切な古道具で
リビングにあってもいいと思える小引き出し。
でも彼は仕事から帰ってポケットから出したものを引き出しの中ではなく、小引き出しの上に置いたのです。
きっと
引き出しを引いて、ポケットから出したモノを入れて、引き出しを閉めるというアクションが彼にとっては面倒だったのですね。
彼が言ったわけではないのですが
中ではなく上に置くという行動が
わたしに教えてくれました。
収納用品によくある蓋付きとか、布で見えなくするとか、引き出し式とか…
確かにモノを収めた後が綺麗だけど
それがお片づけを難しくしていることがある事を、彼を観察していて気づくことができました。
「彼がどうやったら無理なく片づけられるかな?」という視点で、彼のお片づけを見つけていくことが大切なんだと思いました。
無理のない彼にぴったりのお片づけ探し開始!
↓
彼は帰宅したらロッキングチェアでひと休みしながらポケットの中身を出したり、チェアに座って何かすることが多いから、彼のモノの収納場所はチェアのそばの本棚がいい。
↓
彼は沢山のものを所持しているわけではないので、細かく収納しなくても一目瞭然だから
ざっくり収納でいい。
↓
収納用品は蓋などがなく
出し入れにアクションが少ない物がいい。
↓
彼の持ち物から、入れ物は2つあった方が
モノの仲間分けがうまくいきそう。
↓
収納用品はリビングの本棚に置くのだから
見た目はわたしの好みがいい。
そんな人や空間の観察からたどり着いた
旦那さんにもわたしにも心地よい収納用品が木箱でした。
楽天さんにて「木箱」で検索し見つけたものです。
木箱の一つには小物たち
もう一つにはお手入れの道具たちと
彼がわかりやすいように仲間分けをしています。
中は空き箱などで緩く仕切り
使う頻度が高いものをすぐ手に取れるよう
手前に収納しています。
小銭などのジャラジャラッとしたモノで、毎日入れたり出したりするモノたちは、深い木箱の中ではなく、ニトリさんの箱を別に用意しています。
もちろん蓋なしで間口も広く入れやすく
見た目はわたし好みです。
普段はここにジャラッと入れてもらい
わたしがスッキリさせたい時は
わたしが木箱の中に入れるだけ。
彼にそこまで求めないことも大切です。
そして最近新たに彼を見ていて気づいた事は
木箱を入れた棚の間隔を広くするということ。
わたしにとっては中身が見えない方がいいので、棚板の間隔を狭めていたのですが
携帯の充電器が木箱に入れられず
ポイ置きされている事があると気づき
彼の行動を見ていたら
木箱が棚に収められたかたちでは手が入らず
引き出しの時と変わらず箱を引き出したり
収めたりしなければならなかったことが
原因だとわかりました。
わたし好みの棚の間隔が
彼のお片づけを難しくしていたのでした。
before
after
これにて一件落着!
ふ〜。
ついつい見た目など、自分の気持ちを無意識に家族に押しつけてしまうことがあります。
散らかりはサインで
改善のチャンス!
誰かを責めるサインではなく
どうしたらできそう?って
一緒に考えるチャンスとも考えられます。
わたしは
わたしには難しい方法で
やりなさい!と言われたら辛くて
きっと続かないから…
だから
その人にぴったりなお片づけを見つけたいと思うようになりました。
お片づけは
ラクチンとか、楽しいとか、気持ちいいを味合わせてくれるものだと思うから
誰かを追い詰めるのではなく
誰かのダメ出し研究でもなく
相手を知ろうと観察したり対話したりと
誰かの「できる!」の可能性研究であってほしいと思っています。
誰かに優しいお片づけの話でしたが
実は自分自身にも使えるお片づけのお話でした。
自分自身にも
自分の「できる!」の可能性研究みたいな
優しいお片づけをしてあげてくださいね。
参考になりますように。
次回は、旦那さんが大好きな本を、ある日突然すっかり手放したお話をしてみようと思います。
手放させたのではなく
自ら手放したお話です。
お楽しみに♩
みつひろのりこ
みつひろのりこ
ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。
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