野菜づくりと収穫パーティ(後編)
2020.8.17
細川彩音さんの
見て、食べて、飾って楽しむ! 小さな庭づくり。
庭づくりでいちばん楽しみにしていたのが家庭菜園。
自然農法を目指す細川さんは堆肥作りや害虫予防も身近なものを生かすように工夫しました。
冬の土づくりから夏の収穫までの記録をごらんください!
肥料作りと虫予防
POINT
米ぬかで発酵力アップ! 土の温度は60度に

生ゴミや枯れ葉を発酵させて堆肥を 作ります。容器はバケツや木箱でOK。 下のイラストを参考に、残飯のなかで も分解しやすいものを混ぜて。

発酵 が思うように進まなかったとき、米ぬ かを混ぜたら、数週間で60度に!

光の反射で 虫が逃げていきます
葉の裏にアブラムシがつきや すいナス。土にアルミホイル を敷くことで、光が反射して、 光に弱い虫が逃げるんです。

アブラムシは 牛乳が苦手
牛乳を入れたスプレーをホウ レンソウについたアブラムシ に散布。呼吸しにくくなるよ うで、すぐに退治できました。

カエルは 害虫を食べてくれるんです
小型の虫ならだいたい食べる カエルは、畑のお助けマン。 うちは敷地の隣が田んぼだか らたくさん来てくれます。

スーパーで売っている野菜みた いにきれいな形じゃないけど、ち ゃんと育ってくれた姿を見るだけ で感激。

じゃがいも、サニーレ タス、ニンジン、キャベツ、ナス、 トマトと、初めてにしては大収穫! ホウレンソウも上手に育ちました。

トマトやニンジンは甘くて、キ ャベツやサニーレタスはしゃきし ゃき! 新鮮でみずみずしくて、 おいしかったです。

野菜をたっ ぷり使ったカレーライスにフライ ドポテト、サニーレタスとトマト はサラダに。彩りもばっちり!

難しかったのが収穫のタイミング。ミニトマ トは時期を見ているうちに落ちちゃったものも。

キャベツの外葉は見事に虫くいだらけ。でも、 内葉は被害がなく、安心して食べられました。
順調に育ってくれて無事収穫
憧れだった自家製野菜の料理で手伝ってくれた家族におもてなし!
野菜づくりの達人であるおばあちゃんは「生ゴミはええ肥やしになるから捨てちゃいけん」が口グセ。残飯を土に埋めていたのを思い出し、これが秘訣かもって調べました。
チャレンジしたのが生ゴミを分解・発酵させて堆肥にするコンポストです。始めたのが冬だったからか、最初はなかなか発酵が進まずヤキモキ。観察日記をつけ、いろいろなものを混ぜて試すうち、なんとか作ることができました。
そんな堆肥の力もあって、春から夏にかけて、野菜はぐんぐん成長。一時期はキャベツが虫くいの穴だらけになったけど、そのあと再びキャベツが育ってくれ、やった〜!って感動でした。コンパニオンプランツのおかげで、どの野菜も元気に成長してくれたのはうれしかったです。
この日は待ちに待った収穫パーティ。畑で育った野菜でカレーやサラダを作り、庭にテーブルを出してさっそく試食。形はいびつだけど、味は格別! 子どもたちもおいしく食べてくれました。
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