お片づけがくれた母娘へのギフト ③ 慈しんで手放す幸せな体験
2021.3.24
こんにちは!
先日は我が家で、長女と同じ道を歩む18歳の女の子の門出をお祝いしました。
愛おしさが溢れたり、ほろっときたり、彼女をずっと応援していきたいと思った幸せな春の日となりました。
ではでは本題に。
今日は「お片づけからの母娘へのギフト」③としまして、慈しんで手放す幸せな体験についてお話したいと思います。
よかったら、お付き合いくださいね。
お片づけって捨てるイメージが大きいように思いますが、いかがですか?
ゴミ袋に投げ入れ、ゴミ袋の数を競うような、そんなイメージも根強い気がしています。
手放すという言葉を使いたくなるのは、わたし自身がモノとのお別れに対するイメージを変えたかったからかもしれません。
モノを手放す時に「もったいない」という気持ちが湧き、それが「いつかまた使うかも?」となり、そのいつかはいつなのかわからないモノたちで暮らしがパンパンになっていくという経験が、わたしにはあります。
だからこそ娘たちには、モノには幸せな循環があることを感じてもらえたらと思っていました。
今好きなモノ、大切なモノがあって
少し先には、その時の今好きなモノがあるはずです。
今好きなモノと、過去好きだったモノがそのままあれば、想像通り暮らしはパンパンになっていきます。
我が家で過去と今がパンパンになっていたモノの代表選手が絵本でした。
ずいぶん前に撮影して頂いたリビングの本棚。
少しずつ増えていき、リビングの本棚の半分以上を占めるほどにまでなっていました。
わたしにとって絵本は財産で、一生ものの宝物で、いつか孫に読んであげようという思いから、全てとってあったのですが
ある日、大量の絵本を眺めながらその価値観に疑問が湧きました。
全てとっておく必要があるのかな?
財産って何?
孫のため?
わたしは、全てとっておくことに拘っていると気づきました。
財産は、絵本で娘たちと繋がった時間であり
もし孫に恵まれたら、その子にふさわしい絵本を選んであげたらいい。
全てあること=心地よい暮らし
ではないと気づいたことから、その時中学生だった二女と一緒に絵本のお片づけをすることにしました。
本が大好きな二女と絵本について話し合うと、全て必要なわけではないことと、売るという手放し方はしたくないという気持ちが一致しました。
2016年、熊本地震で被災された子どもたちに絵本を届けたいと知り合いの方が発信した時
「我が家の絵本の手放し方はこれだ!」と思い、娘も大賛成してくれました。
まずは娘に大好きな絵本を選んでもらい、それ以外の絵本を被災地でお役に立てて頂くことにしました。
未来の孫のためではなく
今、必要としてくださる方のために。
受け取る方を想像し、傷んでいない綺麗な絵本のみを、娘と一冊ずつ拭きあげ、被災地へ持って行ってくださる方のもとへ運びました。
「こんなに綺麗で貴重な絵本をいいの?」
と言われました。
捨てるよりマシだから…ではなく
宝物を受け継いでくださってありがとうございます!という気持ちでお渡しし、絵本も喜んでいるように感じました。
帰り道、わたしと娘は幸せでした。
「大切にしてきたモノほど
手放す時に心が込められる」
絵本のお片づけがわたしたちに教えてくれたことでした。
大切だったモノや好きだったモノとのお別れは、決してポイポイではなく、ありがとうなんだと…なんて心地よいモノの循環なんでしょう。
お片づけって
手放すことに不安と抵抗が生じがちだけど
心地よい暮らしにモノの循環は大切で
大好きで大切なモノと暮らすことは
心を込めた手放しへと導いてくれる。
だから娘たちよ
それからわたし自身よ
これからも安心してお片づけしようじゃないか♫
全てとっておくの!と意地っ張りだった本棚より、今の宝物が詰まった本棚の表情が、わたしは好きです。
慈しんで手放す幸せな体験からの気づきは大きかったな。
娘と体験できてよかったな。
この絵本、小さい人たちのママにおすすめです。お片づけっていいものだなぁって、胸がキュンとしますよ。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回は「お片づけがくれた母娘へのギフト」のまとめをしたいと思います。
溢れる想い
まとまるかな?
まとめたいな。
お楽しみに♩
みつひろのりこ
みつひろのりこ
ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。
お気に入りを解除します。

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。
