自然のワンシーンを切り取ったような 心癒やされるナチュラルガーデン その3
2021.4.12
ようやくあたたかい春がやってきましたね。この時季、楽しみなのがガーデニングです。
「Come home!」の読者の間で、特に人気が高いのが、ナチュラルな庭。
自然の一部を切り取ったようなナチュラルな雰囲気に癒やされたり、
身近に森があるようで心地よく感じたり。
そんなナチュラルガーデンを楽しむ方をご紹介します。
ターシャ・テューダーに憧れてつくった小さな「森」
Come home!55より山崎祥子さん

70坪の敷地のうち、50坪がガーデニングスペース。朝、庭に出てゆっくり植物を見てまわるのが好きな時間。

ハート形の葉っぱがわさわさ生い茂るさまが好きで、カツラをデッキ前に植栽。外からの視線もさえぎります。

家の北側にカツラの木などを植えて植物のトンネルをつくりました。ここからの眺めがとても好き。

私の真似をしているのか、教えたわけでもないのに息子は夕食後に自分でココアをいれてデッキで味わっています。

ターシャの名づけた家"コーギコテージ"風の小屋や手前のデッキ、パーゴラは夫が作ってくれました。

アンティークのほうろうのたらいは、水を張って花びらを浮かべて。終わりかけの花もこうやって楽しみます。

大分の古道具店で買ったミルク缶は、すっかりサビサビに。きれいなものよりこの庭にお似合いです。

家の外壁にはモッコウバラを誘引。春になると可憐な白い花が満開になり、いい香りにうっとりします。
九州の田舎育ちだった私は、海外の田舎暮らしに憧れを抱いていました。「大草原の小さな家」や「赤毛のアン」を見ては、森の中の暮らしを妄想するのが楽しくて。ターシャ・テューダーの写真集を見つけたときには、大きな衝撃を受けました! 以来、森のような庭のある家に住むのが目標になりました。
願いがかなったのは結婚後。住宅街でも庭を広めにつくれる土地を探し、夫と土を入れ替えるところから庭づくりをスタート。予算もなかったから、木を1本ずつ買ってきては穴を掘っての繰り返し。まばらに植わったスカスカの庭に、早く成長して! って寝る前に毎晩祈ったものです。
7年たった今、ようやく理想の庭に。朝は鳥の声で目覚め、庭をひとめぐりするのが楽しみな時間です。宿根草が土から顔を出す春は、特に感動の連続。4年も咲かなかったオオデマリの花が咲いたときの感動は忘れられません。
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女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
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