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贈ったり贈られたりするモノとの心地よいつきあい方 ③ キモチとモノ、それぞれの受け取り方

みつひろのりこさんの 自分らしくラクして楽しむお片づけ

2021.4.21

こんにちは!


最近、暮らしの変化を楽しもうと
テーブルクロスを取り入れてみました。


見慣れた我が家に、一枚のテーブルクロスがここまで新しい風を吹かせてくれたことに、正直驚きました。


テーブルクロスがあるのとないのとでは、ここでやりたくなることも、並べたくなる食器も、気分も違う気がしてまだまだわたしの暮らしは成長過程なんだ!と思いました。


調子に乗って2階の机にも布をかけたら



こちらもいつもの部屋なのに、新しい風が吹きました。


まだまだ我が家を楽しめそうです


 


こんな風に、暮らしの中に新しいモノが入ってくることでワクワクすることもあれば


「どうしましょう?」ということもあるように思います。


 


今日は「贈ったり贈られたりするモノとの心地よいつきあい方」3回目としまして


わたしが贈られた時に大切にしていることを解説しながら『キモチとモノ、それぞれの受け取り方』についてお話しさせてくださいね。


 


わたしが贈られた時に大切にしていることは


★お気持ちを大切に受け取る


★モノにとっての最善の居場所を旬のうちに考える。


です。


この2つを大事に実行するために用意しているのが頂きモノの部屋です。



我が家の頂きモノの部屋はこの2箇所。


贈ってくださった方には見えない部分ですが、ポンと床に置いたり、とりあえず押し込んだりせずに専用の場所に収めることは、わたしにとって贈ってくださったキモチとモノへの感謝を表す儀式だと思っています。


 


台所の引き出しは食べ物限定で、消費していきやすいモノですが


階段下収納の空間に収めるのは食べ物以外ですから、しっかりモノと向き合わなければ、いつまでも置いておくことになります。


その「いつまでも置いておけるモノ」を溜め込まないためにも、空間は大きすぎないことが大事だと思いますし


溜め込まず、モノを大切に幸せに循環させることは、贈ってくださったキモチとモノに応えていくことのように思います。


 


例えば頂いたモノが我が家には十分あったり、使わないモノであると判断した場合、モノをあまり寝かせずに、活かしてくださる人や場所を探します。


我が家の場合、売るという選択肢はなく、家族や友だちにあげたり、地域の学校のバザーに出したりしました。


大切な人たちが喜んでくれることはうれしいし、なんだかホッとします。


 



次の持ち主を探しているモノたちです。


 


頂きモノを手放すことに罪悪感が湧いたことが、わたしにはありました。


収納いっぱいの贈答品に頭を抱えているお客様にも出会ってきました。


もったいないからと頂きモノの食器で暮らし、好きな食器を我慢している母の暮らしがありました。


沢山の箱に入ったタオルをいつか使うと言いながら、好みのタオルを買ってくるお客様にも出会いました。


 


贈ってくださった方々が、贈り物で苦しんだり、暮らしが重たくなっていく姿など望んでいるはずはないのだから


 


頂いたモノを使うことや、取っておくことだけが受け取るということではなく
頂いたモノについて真剣に考えることが大事に受け取ることだと思うようになってから
わたしの心と暮らしはさらに軽やかになった気がしています。


 


最近の頂いた会葬御礼のタオル。



白いタオルの場合は、すぐに箱から出して脱衣所のタオルストック入れに収めますが



今回はピンク色でしたので、差し上げることが決定。箱のまま差し上げ箱(こちらも階段下収納に準備)に収めました。



差し上げるなら、頂いて間もないモノの方が喜んで頂けるように感じるからなるべく早く判断するようにしています。


寝かせたモノを差し上げるとなると、なんだか少し気が重くなるのは、喜んでもらえるか?に不安が生まれるからで


わたしが思う幸せなモノの循環には
もらってもらえたか?より
喜んでもらえたか?が大切だからです。


 


頂きモノは旬のうちに
食べたり
使ったり
お裾分けしたりすると
幸せな気持ちになる人が増える気がします。


これまでわたしは、我が家に来てくれた贈り物で、沢山の人と幸せを分かち合うことができました。


いつも言ってしまうのは
「優しい人がくれたんだよ」
「優しい気持ちのお裾分けだよ」って。


そんな一言を言ってる時のわたしは本当に幸せだし、それを聞いてる目の前の人も「うれしい」と喜んでくれました。


 


そろそろまとめますね。


贈られたモノのための大きすぎない部屋があると、大切にキモチを受け取れ、真剣にモノと向き合える


贈られたキモチとモノ、両方抱え込むのではなく、キモチの受け取り方と、モノの受け取り方は違っていい


贈られたことがあなたの幸せに繋がる選択をしよう


 


贈られたキモチとモノが
あなたやあなたの大切な人たちの
益々の幸せに繋がることを祈っています。


 


 


いよいよ来週は4月テーマの最終回。


【わたしたちは何を贈り、何を受け取ると幸せな気持ちで暮らせるのでしょうか?】


3回にわたって綴り、見つけたわたしなりの答えと、使わないけど手放せない気持ちになる贈り物の居場所についてもお話したいと思っています。


 


 


読んでくださりありがとうございました。


来週もお楽しみに



公園で見かけた前撮り中の花嫁さん。
幸せのお裾分けをあなたにも!


 


 


 


みつひろさんのこの他の連載記事はこちら


みつひろのりこ

ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。

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