暮らしを間近に見学できるログハウス【前編】

ログハウスdays

2020.8.20

「自宅の建築を依頼したのが縁で今はスタッフに。家づくりの魅力を伝えていきたい」


井村俊行さん宅(三重県)/『ログハウスdays』掲載



井村さんのご自宅は、オープンハウスとして見学客を受け入れている。瓦屋根が印象的で、いい目印に。広々とした敷地には畑もあり、収穫を楽しんでいる。

「ログハウスは決して特殊じゃない。選択肢の一つとしてフラットに考えてほしい」


 現在、「夢木香」のログハウスオーナーであり、スタッフでもある井村俊行さんがここに至る過程は、実に運命的。スタッフとしてログハウスの魅力を知って建てたのではなく、このログハウスを建てたのちにスタッフになったというのですから。


「ログハウスに暮らしたいという思いは、若いころから漠然とありました。東京から地元・三重に移住することにしてから、何軒もメーカーをまわって見学を重ねたんです。建築関係の仕事に就いていた経験から、モデルハウスで細部を見てみると、その会社の仕事のていねいさや家づくりの姿勢がわかります。そのなかで、”ここなら”と決めたのが、自社施工の『夢木香』でした。それから縁があって西日本エリアを担当する三重支社として、ログハウスの魅力を伝える仕事をするように。妻と建てた自宅をオーナーズモデルハウスとして公開することになりました」


 自身で選択して建てたログハウスが、現在の職場。全国から見学に訪れる方たちは、利害関係なく建てられた住まいに関してのリアルな暮らしを実感することができます。


 たとえば「薪ストーブは本当に暖かいの?」「メンテナンスは大変なのか?」「建築費は高いの?」などなど、お客さまが本当に知りたい疑問を直接聞いて、時には何時間も過ごしていくことがあるとか。そして、ほとんどの方が居心地のよさに驚いて帰るのだそう。5年前に完成した井村家は、2人の子どもがいる4人家族。実際に毎日生活している場を見て、住む人の声を聞き、経年変化も間近に見ることができます。特に奥さま・知恵さんの意見を聞けることも、女性の観点からはうれしいポイント。


 これから家を建てる方、ログハウスに興味がある方へのメッセージをうかがうと、「難しく考えず、選択肢の一つとしてログハウスを見てほしいですね」と井村さん。


「自由設計で多様な要望を形にすることができますし、何より、住んでみてわかったことは、本当に暮らしやすい! それを伝えたいですね」


 家づくりのコンセプトと同様に、ていねいにすべてを見せて答えてくれる対応と、心から楽しそうなご家族の様子に、この家の居心地のよさが言葉を超えて伝わってくる時間でした。「わが家にはよく人が集まるんですよ」というのも、納得です!



から吊るすハンモック


ログハウスを建てるにあたり、かなえたかったものの1つがハンモック。開放的なリビングの薪ストーブの前が、特等席に。子供たちと家族みんなの会話がはずむ。


リビングの隣の居室までを含め、冬は薪ストーブだけで充分暖かい。


迫力のリビング階段が自慢!


井村さんがぜひ作りたかったリビング階段は、自然の形を生かしたヒノキの手すりが見どころ。施工を担当したビルダーが野山で探してきてくれたもので、完成したときは感動したそう。

設計・輸入・施工
夢木香株式会社
https://yumekiko.com
0120―690418
愛知県名古屋市天白区鴻の巣11604

「オーナーズブログ」のコーナーでは、何げない暮らしのブログがごらんいただけます!
https://yumekiko.com/ownersblog/


後編に続きます。


 


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