絵本の世界から飛び出たログハウス【前編】
2020.8.20
「絵本の世界から飛び出た家」。それがこの家のテーマでした。2人が心に描いたイメージを形にできるのが、ログハウスという選択でした。
松田さん宅(千葉県)/『私のカントリーNo.110』掲載
大開口のLDKに入ると、まず目に飛び込むのが造り付けの本棚に並ぶ、イメージを育んだ絵本。表紙を見せて並べられるよう棚のサイズもリクエスト。
まず初めに、イメージがありました。自然を感じる木の家であること、そして細部にわたって明確に思い描かれたデザインや造作。松田さんご夫妻の家づくりは、その心のなかにある理想の家を、どうやって現実に形にするかということがスタートであり、かつ最大の難関でした。
雑誌を見たり、モデルハウスをいくつも訪れたりと、長い時間をかけて探し、ついに巡り合ったのが「夢木香」。ホームページで見つけ、当時住んでいた埼玉から、名古屋にあるショールームまで車を飛ばしました。
「当初、ログハウスというのは選択肢にはありませんでした。ワイルドなイメージがあったからですが、マシンカットという構法があり、住宅地にあっても洗練された印象の家ができることを知ったのです。何より、無垢(む く)の木の気持ちよさを感じたことが大きかった」とご主人。
間取りやデザインの相談をするうち、松田さんご夫妻の希望を正確にとらえ、向き合ってくれるメーカーの姿勢を信頼し、家づくりを依頼することにしたのです。
夢だった大きな赤い三角屋根に白壁の家。リバーストーンの煙突はディズニーランドを参考に。
天井まで視界を遮るものがない空間にもかかわらず、気密性の高さで、冬は薪ストーブだけで充分。来客時には焼きいもを作るそう。
読書好きのご夫妻が集めた数々の絵本が家づくりの原案に。梁は通常より太く、ログサイズも厚さ13.8㎝の「夢木香」オリジナルで強度をしっかり確保した。LDKの床は、チーク材で組んだヘリンボーン。木の色みもサンプルを持参して依頼したもの。
設計・輸入・施工
夢木香株式会社
https://yumekiko.com
0120―690―418
愛知県名古屋市天白区鴻の巣1-1604
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