変化する暮らし・子ども部屋編 ② ~子どもの家具についての我が家の振り返り~
2021.6.9
こんにちは!
最近「着飾る恋には理由があって」というドラマを、離れて暮らす長女と共に観ているのですが…
主人公のお母さんの気持ちに思わず泣いてしまって、そのことを電話で娘に伝えると
「あのお母さん、ママに似てるもんね!」
と笑われました。
そのお母さんがね
娘のことを好きになってくれた人と話す場面があって、彼が娘の見かけの華やかさではなく、人には見せないひたむきさを好きになってくれた事がうれしいと泣いてる姿や、「いつでも帰っておいでよ〜」と、まわりを気にせず泣きながら手を振って見送る姿に、共感しまくりで泣いてしまったのでした。
長女の部屋の紫陽花。
主人公より、主人公のお母さんに共感するようになってしまったという気づきと、いつか娘たちにそんな人があらわれますようにと強く⁈願ったというお話でした笑
我が家の紫陽花。
では、変化する暮らし…子ども部屋編②の本日は【子どもの家具についての我が家の振り返り】をお話させて頂きます。
よかったら、お付き合いくださいね。
我が家は娘たちそれぞれに、チェストとデスクを買い揃えました。
チェストは、それぞれが生まれた記念に。
デスクは、それぞれが1年生になる時に。
これは長女のチェストで、現在はわたしの洋服の部屋で使っています。
こちらは二女のチェストで、現在はリビングの収納として使っています。
今の住宅事情では、子ども部屋にクローゼットがある場合が多いので、チェストを子どものために買うことは珍しいかもしれませんね。
わたしの子ども家具計画のテーマが、アンティークになっていくモノで、年齢や環境による使い方の変化にも対応できて、受け継がれたり、いつか土に還るモノを娘たちへ手渡すということでした。
子ども家具第一号でもある長女のチェストを買った時には既に、娘がお嫁に持って行くイメージまで出来上がっていましたし
デスクを買う時も、鏡を買い足せばドレッサーにもなると、大人になっても使うイメージまで出来上がっていました笑
現在、長女のデスクは「山小屋アトリエ」のテーブルに。
こちらは二女のデスクで、家事机の役割をしています。
娘たちが思いの外、遠くへ巣立ったことで、引越しや住宅事情、それからインテリアの好みもあり、それぞれの家具は我が家にある状態です。
家具を買ったばかりの頃のわたしには、そこまで想像はできませんでしたが
家具の役割を変え、アンティークになっていく歩みを、我が家で続けています。
今回子どもたちの家具について、本当に必要だったのかを考えてみました。
今、娘たちに使われていないチェストとデスクのこと、じっくり考えてみました。
チェストとデスクを娘たちに与えることは、わたしが母としてやってあげたかったことでした。
1年生になる時にデスクを買ったのは、環境が大きく変化する娘たちの気持ちを、「自分用のデスク」が応援してくれる気がしたからです。
結局は、自分の部屋よりリビングで勉強することが多かった娘たちでしたから、使ったか?使わなかったか?という視点で振り返るのであれば、デスクは必要ないモノで
家を建てることになった時、クローゼットがある子ども部屋をつくったのだから、チェストを手放しても生活できたのだと思います。
2人とも、よくここで宿題していました。
だけど、娘たちそれぞれの家具は
娘たちに気持ちの準備をさせてくれたり
丁寧に造られたモノのあたたかさや
劣化ではなく味を増していく姿を感じさせてくれたり
大切に使い続けられることを見せてくれているわけですから
なんていうか
この家具たちを迎えたことで
わたしは
娘たちとモノとの出逢いや関わり合いの仲人をしたのかなって
そんな気がしています。
以前、大学生だった長女が
「わたしの家具、捨てないでね」
と言ったことを思い出しました。
親子共通の宝物になっているのを感じ、すごくうれしかったです。
モノを持たない生き方もあるけれど
モノを持つことで背筋が伸びるような
そんな見えない「気持ち」に作用することがある気がします。
例えるなら
初めての制服やスーツや、成人式の振袖のような感じかな。
一人前に扱われたようなうれしさ…みたいな。成長や、前に進むためのセレモニーのような、心に残るモノとの出逢い。
我が家の子どもの家具たち…必要だったと心から言えそうです。
子どもたちはいないけれど
どの家具もいい表情していますしね。
2人の息子たちが巣立ったわたしの姉は、先日デスクを処分したそうです。デスクとしての役割を終えたら手放す…そんな自分たちらしい区切りのお片づけも大切だと思いますし
チェストやデスクを買わないという選択もあると思います。
子どもの家具の購入においても
お片づけにおいても
あなたや、あなたのご家族にとって心地よい選択をすることが1番大切だと思います。
どんなに想いを込め、少しずつ揃えた家具でも、これからの娘たちに押し付けるつもりはありません。
もう十分子どもの家具たちに
しあわせを味合わせてもらったのですから
娘たちには娘たちの暮らしのために必要なモノと暮らしてほしいと思っています。
わたしの経験
わたしの想いが
少しでもお役に立てますように。
長くなりましたが
最後まで読んでくださり
本当にありがとうございました♡
来週もお楽しみに。
みつひろのりこ
みつひろのりこ
ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。
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