そろそろ外壁を



馬狩まどかさんの うま家の手しごと

2021.6.17

 みなさん、こんにちは。馬狩まどかです。
 北海道では最高気温が30℃近くになる日が出てきました。つい2ヶ月前まで雪が残っているとか、数日前でも寒くてストーブを点けると嘆いていましたが、ちゃんと夏がやってきてくれました。四季の変化がはっきりしている北海道で、春から夏にかけての変化がとてもダイナミックに感じられます。
 さて、今回のコラムはガラッと変わって、我が家の外壁のことをお話させていただきたいと思います。最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。


 我が家はもともと農家さんが住んでいらっしゃった住宅を父が購入し、私へ譲ってくれました。家族の生活スタイルに合わせてお部屋を少しずつDIYしてきましたが、外壁は手つかずのままです。入居した時にすでに築15年を経過していて外壁も傷んでいたので「外壁を直そうかな」と父に言うと「ここにいつまで暮らすかわからないから、なるべくお金をかけないでいいんじゃない?」と言われ続けていました。



(昨年取材していただいたCome home!vol.61では、年季が入った外壁も映っています)


 でも、年々劣化が進んできたこと、この土地が好きでずっとここにいたいと思っていること、金銭的な都合で直すなら今がいいタイミングだということ… いろんなことが重なって外壁の工事をすることにしました。


 ちなみに今の我が家の外壁の状況は、



サイディングが剥がれていたり…



今年の大雪でサイディングが割れたり…
修復が必要な部分が沢山出ていて、かなりひどい状況です。


 さて、話を戻して…
 私たち夫婦の一番の希望は板張りの外壁でしたが、こちらは建設業をしているお義父さんから「豪雪地帯ではメンテナンスが大変」と聞いたことと、コスト面で断念することに。(ちなみに札幌に住む兄の自宅外壁は板張りですが「メンテナンスの頻度はそこまで変わらない」のだとか。我が家のネックはコスト面です)


 次にいいなと思っていたのが、幅の広いガルバニウム。私の実家の外壁は20年前にサイディングの上からガルバニウムを張りましたが、20年経っても劣化しにくく耐久性の良さを感じていたのと、兄に教えてもらった北海道の建築会社(北海道の「TAO建築設計」さん)が手掛けるおうちの外壁に、幅の広いガルバニウムを採用している施工例が多くとっても素敵だったので、濃紺の幅の広いガルバニウムに傾きかけていました。


 ところが、外壁の内容を詰めていく中で、お義父さんたちに「塗り壁」という選択肢もあることを教えてもらいました。ずっと真っ白な漆喰塗りの外壁やモルタル塗りの外壁が素敵だなぁと思っていましたが、ひびが入りやすくこまめにメンテナンスが必要と聞いていたので、最初から選択肢にはなかったのです。(何せコスト面ばかり考えているので…)
 でも、何件か実際に施工したお宅を見せてもらい、最後に義理のお兄さんから「ひびが入ったらまどかちゃん自分で直せるしょ」の一言で、夫と私は塗り壁に決定!



今回使うことにしたのは「ジョリパッド」という塗材。



色見本をもらって自分たちの希望する色を探します。



 どういう模様にするか・どんなニュアンスがいいかを左官屋さんとお話をする中で、私は「あまり整えず、へたな感じでお願いできますでしょうか?」と、我が家のリビングを見ていただきながら希望をお伝えさせていただきました。リビングはコテの跡を少し残していますが、外壁はコテの跡があまり出ないように、単色ではなく、若干色むらが残るようにとお願いしました。



 左官屋さんは複雑な模様もきれいに仕上げてくださる素晴らしい技術をお持ちなのに、私の失礼なお願いにも「最近そういう方多いんですよ!」と楽しげにお話してくださいました。私の目線で物事を捉えてくれそうな器の大きい職人さんに、安心してお願いできそうです。



 「自分の好きな感じ」としてピンタレストでたくさん保存しておいた画像を見ていただき、イメージを共有させてもらいました。


 後日、左官屋さんからは、私の見せたイメージをもとに、ムラ感を出すために23種類色を混ぜて塗った見本をいただきました。



 光の当たり方でイメージも変わるのですが、もう少しトーンを落としてムラの色差を抑える方向でお願いする予定です。次はもう少し大きな面積に塗って、私たちがイメージしやすいようにしてくださるのだとか。


 


 仕上がりのイメージとしては、全体をまずモルタル風に仕上げてもらい、その後、一部分は板張りにしてもらいます(お義父さん所有の立派なはめ板を使わせていただけることに!)。その場所をどうするか?板の色は?まだまだ決めることがたくさんあります。


 おうちづくりをしている人たちって、こういうことをもっとたくさん・もっと細かい部分まで決めていくんですよね?家づくりは体力と気力がいりますね!


 私の都合で、工事が7月中旬ころから始まることになったので、出来上がりはまだまだ先ですが、仕上がったらまたこちらで少し紹介させてくださいね。
 父が遺してくれたこのおうちを大事にしたいので、工事が決まってホッとしています。


 


さて、次は何しよう?


 


 


 


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馬狩まどか うまかりまどか

自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。

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