ログハウスの基礎用語(1)

ログハウスdays

2020.8.25

ログハウスの魅力を知るためにマスターしておきたい用語を簡略化して、五十音順に解説します。


ログハウスメーカーさんとの打ち合わせにも必要なので覚えておいてくださいね。


そもそも、ログハウスとはーー



ログを横(水平)に積み重ねたもの(丸太組構法)、つまり”ログ壁”で造られた家が、ログハウス。
ノコギリがなかった時代、木を切り倒して丸太にするなど、オノだけで家を建てるための知恵から生まれました。ヨーロッパでは古くから造られ、日本では奈良時代(710794年)の正倉院宝庫が最古として有名。日本で一般的に建設されるようになったのは、1970年代後半から。


 


ログハウスといえば、日本では3つのタイプが一般的!


ハンドカット



『大草原の小さな家』が、まさにハンドカットのログハウス。人の手で、原木からログ加工し、さらに1本1本積み上げる構法です。手間と時間がかかるため、下の2つよりも価格設定が高額になる傾向にあります。いっぽうで職人さんの手仕事なだけあって、クオリティはかなり高く、ログハウスの象徴といえるでしょう。


マシンカット



60年ほど前にフィンランドで生み出されたばかりの、新しい構法。あっという間に、日本に限らず、世界じゅうで主流になりました。機械加工で均一の大きさ・形に成形したログ(角材や丸材など)を積み上げて建てます。比較的シンプルなデザインになることが多いことから、住宅街になじみやすいところも好評です。


ポスト&ビーム



ポストとは柱、ビームとは梁(はり)のこと。一見、ログハウスには見えないかもしれませんが、柱と梁にログを使用した在来構法(木造軸組構法)です。間取りもほかの2つの構法にくらべて自由度が高く、木のナチュラルさと住み心地のよさを両立できます。壁にはログではなく、漆喰やモルタルなどが使われています。


 


次回から、五十音順に基礎用語を解説いたします。それまで、上記を覚えておいてくださいね!


*(2)に続きます


 


出典「ログハウスdays」(私のカントリー別冊)


https://www.shufu.co.jp/bookmook/detail/978-4-391-64281-0/


 


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