ハッカスプレーのつくり方

馬狩まどかさんの うま家の手しごと

2020.9.3

 みなさん、こんにちは。馬狩まどかです。
 9月に入って、私の暮らす北海道は朝晩ひんやりとしていますが、まだまだ日中は厳しい暑い日が続いています。
 みなさん体調崩していませんか?
 さて、今日はそんな暑い日の不快感を軽減させてくれるアイテム、「ハッカスプレー」を紹介させていただきます。



 私は小さなころから「虫よけ」としてハッカ油を使用していますが、ここ数年はハッカの持つ効能を活かして色んな使い方をしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※万能なハッカ油ですが、刺激が強いので妊婦さんや小さなお子さんの使用は控えてください。 



 使用するのは「北見ハッカ通商」のハッカ油。合成のオイルではなく、乾燥したハッカ草を蒸留器で抽出した 100%天然成分のハッカ油なので、虫よけとして使用できるのはもちろん、口に含むこともでき安心です。


【子どもでも安心の「ハッカ水」】
 ※材料(・ハッカ油:1~2 滴、水:100ml)
小さなスプレーボトルに材料を入れて振ってよくまぜたら出来上がり。3~4 日で使いきるようにしましょう。



 ハッカは刺激が強いので、水だけで薄めて使用します。水を計って、ハッカ油を混ぜて、よく振って…。
 今では子どもたちが自分で作っています。
 鼻炎もちの馬狩家。外出前にはマスクにシュッとひと吹き。鼻がすっと通って気持ちがいいです。



 昨年からメガネっ子になった長女は、目が疲れてしまうことが多くなりました。そんなときにはガーゼやハンカチにシュシュッとハッカ水をスプレーしてこめかみに当てます。頭痛持ちの私もこうやって痛みを軽減させ、若いころは手放せなかった鎮痛剤になるべく頼らないようにしています。



【虫よけや空気のリフレッシュに「ハッカスプレー」】
 ※材料(・ハッカ油:0.5ml、無水エタノール(ドラックストアで購入できます):10ml、水:100ml)
 無水エタノール→水と混ざりにくいハッカ油は、先に無水エタノールと混ぜておくことで、水に混ざりやすくなり
 ます。1本あると 1~2 年使えますよ。手元にない場合はハッカ油と水のみでいいですが、使用の前に必ずよ~く振る
 ようにしてくださいね。



 スプレーボトルにまずハッカ油と無水エタノールを入れて、蓋をしてよく振ります。
 それから水を追加してさらに振ったら出来上がり。ハッカ油をたくさん使用しているので目にかからないように使いましょう。
 1 週間で使いきるようにしましょうね。



 網戸やカーテンにスプレーすると、虫よけになると同時に、お部屋全体にさわやかな香りが広がります。
 外出時の虫よけスプレーとして使う時は、直接お肌にはつけず靴下など衣服の上からシュシュッとしましょう。



【毎日の水拭きは「ハッカ重曹水」で】
 ※材料(・ハッカ油:数滴、重曹:小さじ 1、水:バケツいっぱい)
 お掃除用のバケツに材料を入れて手でよく混ぜます。雑巾を浸して固く絞ったら準備完了! この時期は汗や皮脂で  すぐに汚れてしまう床を雑巾がけするとスッキリきれいになります。雑巾をモップに取り付けて、朝一番と夜お風呂   に入る前の一日 2 回きれいに拭くと、気持ちもしゃんとします。



【「ハッカうがい液」で風邪予防】
 ※材料(・ハッカ油:1 滴、水:コップ 1 杯)
    コップに入れた水にハッカ油を 1 滴混ぜたら出来上がり。



 抗菌作用のあるハッカでうがいをして、風邪を予防します。口臭予防としても使えますよ。ハッカ油は食品添加物として使用されているので、間違えて飲んでしまっても安心です。(※合成オイルのハッカ油は口に入れられません!成分をよく確かめましょう)
私は勤務先にハッカ油の小瓶を持っていき、昼食後ハッカうがい液でうがいをしています。



 とっても万能なハッカ油。この時期は玄関のアロマディフューザーに数滴たらして玄関から入ってくる虫よけにしていますが、夏の虫対策以外にも我が家では通年大活躍です。
みなさんも一度試してみませんか?


 


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馬狩まどか うまかりまどか

自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。

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