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ログハウスの基礎用語「あーと」(2)

2020.8.26

ログハウスを知るのに必要な知識をあいうえお順に解説します。


あ−か
グルーブ加工



ログを積み重ねていくときに、上下の丸太がよくフィットするように「実加工(さねかこ
う)」を施します。この溝を刻む加工がグルーブで、右の2つが一般的。ログハウスを建
設する際は、グルーブの幅でログ壁の高さを調節しています。ノッチ(p.12)とグルーブ
は、設計の打ち合わせ時に頻出する重要な用語です。



グルニエ



フランス語の屋根裏部屋のことで、天井と屋根の間の三角スペースをグルニエと呼びます
。いわゆるロフトは、天井を高くしたことで2層式となった上部スペースのことですが、
ログハウス業界では広くグルニエと呼ばれることが多いようです。屋根裏部屋として使っ
たり収納庫にしたりと、便利な空間。





在来構法(木造軸組構法)
主に柱や梁といった軸組で支える、日本で古くから発達してきた伝統構法。現在、日本住
宅の7割以上がこの構法で建てられ、ポスト&ビームも在来構法にあたります。住宅を主
として柱が支えているので、柱さえ壊さなければ、増築も比較的容易です。在来構法は、
木造軸組構法とも呼ばれます。


セトリング



ログ壁が下がっていく現象が、セトリング。不具合ではなく、乾燥でログが収縮すること
と、ログそのものの重さから発生します。これは決して悪い現象ではなく、木が生きてい
るという証拠。樹齢が若く元気な木を使ったログほど、セトリングが起きやすくなります
。建築の際は、このセトリングの進行も計算して、ログが組まれています。





ダボ



ダボとは、家具の組み立てや木材の接合に使う小さな円柱状の補強材のこと。ログハウス
でも考え方は同じ。ログ壁のズレやゆがみを防ぐため、ログとログをつなぐダボを打ち込
みます。鋼製の、より強度の高いものもあります。また、ログハウスでは、ダボと同じ役
割で通しボルト(下記)も使われます。



天井高
一般住宅と同様、ログハウスでも天井までの高さを指します。ただ、ログ材を積む壁その
もので建物を支える構造上、吹き抜けなど屋根までの空間をフルに使えるうえ、屋根の傾
斜も相まって、部屋ごとに天井高が違ってきます。屋根裏のスペースをグルニエ(ロフト
)として活用することも多く、建築時の打ち合わせでは、天井高がキーポイントの一つと
なっています。



ドーマー



屋根から突き出た、小さな屋根と窓がドーマー。明かり採りのために設置されることが多
いですが、特にログハウスで人気となっています。グルニエ(ロフト)を寝室にするなど
、居住性を高めるために施工されます。もちろん、デザイン上の好みからも、ログハウスの定番となっています。



通しボルト



ログ壁の横ズレを防ぐために、水平に組んだログの土台から通されるボルトのこと。貫通
している穴に、ナットと一緒に使用します。ノッチから45cm以内の位置に入れるのが、一
般的。セトリングが進行すると、少しずつ通しボルトがゆるむので、ナットを締めるのが
定番のメンテナンス。


都市計画法
住宅は、どこにでも建てられるというわけではありません。国土交通省の都市計画法の区
域外なら問題ありませんが、区域内の工業専用地域では、ログハウスを含めて住宅は建て
られません。そのほか、ログハウスの場合、道路斜線制限、防火地域などの制限もありま
す。ただ、昨今の技術の進化により、これらの制限をクリアできるケースもふえてきてい
ます。


基礎用語は次回で終わり。


ログハウスのことを難しそうに感じて敬遠する方もいらっしゃるようですが、木造住宅と大きく変わりません。ご安心を。


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