苦手なトマト缶でも
2021.9.9
みなさんこんにちは。馬狩まどかです。北海道はすっかり秋のような気候になり、日中暑い日でもカラッと乾いた風が吹いて、朝晩はひんやりしていますよ。モリモリ育っていたお庭も、実をつけたり種をつけたり。パーゴラのホップは鈴なりになって日に日に膨らんできます。
我が家のお庭ではお花やハーブだけを育てているので、ご近所さんが気にかけてくださっていつもたくさんのおすそ分けを持ってきてくれます。おすそ分けでいろいろ作って冷蔵庫の野菜室をのぞくと、残っていたのはナス2本とズッキーニ1本。常備しているニンニク、玉ねぎとトマト缶もある。パプリカがあれば100点だけど今回はないので我慢して、いつものラタトゥイユを作りました。作っておくと5日は冷蔵庫で保管でき、あったかくても冷やしても美味しいので大好きです。味付けは塩だけ。ひと手間でぐっと美味しくなるラタトゥイユ、今日はそんなお話です。
実は、我が家の長女はトマトが苦手。前まで普通に食べていたはずのケチャップやピザのトマトソースも避けるようになりました。そのため、食べられる料理と食べられない料理がくっきりと分かれます。でも、お友だちのママが作ってくれたトマトたっぷりのうまみと酸味が美味しいバターチキンカレーにとっても感激した長女は、それがきっかけとなってトマトの酸味が残るものも食べられるようになったんです。今回のラタトゥイユは長女が食べられるかなぁと、ちょっと期待して作り始めました。
材料は、ナスとズッキーニと玉ねぎ、(写っていないけど…)ニンニクと、トマト缶(パックになっていました。助かりますね)、あとはお塩、油(サラダ油でもオリーブオイルでも)だけ。
ナスはみじん切りにして水につけてあくを抜きます。
玉ねぎとズッキーニもみじん切り、にんにくは薄くスライスして。
油をひいた鍋ににんにくを入れて中火に。いい香りがして来たら
野菜を全部入れて、しんなりするまで炒めます。
野菜がしんなりしたらトマトを入れて
あくがでたら取りながら、15分ほど弱火でくつくつ煮込みます。(焦がさないようにゆっくりトロ火で)。スープがこの程度になってきたら…
美味しくするこのひと手間!何年も前にテレビで観た方法なのですが、具材とスープを分けるのです。私はざるに取りながら
へらで優しく押して、スープを取っていきます。
こんな風に分けたら、ソースをもう少し煮詰めて、
お塩これだけ。味付けは以上!このケチャップみたいになったソースがたまらなく美味しくて驚きます。(お塩の量は味を見て調整してくださいね)
ソースの味が決まったら、具材を戻して、ざっと合わせて2~3分煮込んだら完成です。
でも、今回は長女に美味しいと言ってもらいたくて、長女の好きなそうめんと合せてみましたよ。
適量をボウルに取り分けて、
そうめんを茹で、これでもかというくらい冷水でもみ洗いしてぬめりを取ります。つるっつるのそうめんの水気を切って、
ざっくり合わせたら、
今回は長女好みに合わせるため、ちょっぴりクレイジーソルトを入れました。
仕上げに、お庭のバジルとオリーブオイルをたらりとしたら…
冷製イタリア風そうめんのできあがりです。カフェに憧れている長女のために、ちょっとおしゃれに窓際にセッティングしました。長女からは「美味しいよ~!!」とお褒めの言葉をいただいて、ペロッと食べてくれました。やった!と心の中でガッツポーズです。
私は元々は好き嫌いがものすごく多くて給食を残してばかりいました。逆に夫は何でも食べられる人。夫は子どもたちのために「残さず食べなさい」といいますが、好き嫌いが多い人間にとって「残さず食べなさい」は苦痛なひとことなんですよね。
私は大人になってから好きなものが増えて、今、食べられないのは生ガキくらい(せっかく北海道にいるのに…)。きっとそれは母がすごくお料理が上手で、いろんな味を覚えさせてくれたからだと思っています。
長女も次女も好き嫌いはあって、特に長女はものすごい偏食なんです。でもね、実家に行くと私の母がいろんな料理を作ってくれて、決して無理強いせず、でも長女が食べられるような工夫もしてくれていて。お友だちのママもお料理が上手だから、ご飯をごちそうになると「うちでも作ってほしいな」とリクエストされることもあります。
「美味しい!」が増えると幸せだから、色んな人の美味しいものをいただいて、長女の偏食が少しずつなくなっていくといいなぁと思いました。
今日は、長女が大好きな豚肉のにんにくたっぷりバターソテー。これに、ご近所さんからいただいた山盛りのレタスを。う~ん、楽しみ!
さて、次は何作ろう?
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馬狩まどか うまかりまどか
自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。
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