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【古道具のぬくもりと観葉植物にやすらぐ】癒やしのわが家。(前編)

Comehome!

2021.10.11

ものを減らし、シンプルに暮らしたいという人がふえている近ごろ。単にものを減らすだけではなく、眺めていて落ち着いたり、ゆったりとした時間を感じられるものの力を借りることで、より快適で癒やされる空間はでき上がります。本日から前・後編でご紹介するのは、作り手の思いを感じられる古道具と植物に囲まれた大井さんの家。完璧なもの、綺麗なものでなく、人の手のぬくもりに癒やされる暮らしを、見せていただきました。


この記事は、Come home!64より抜粋しています。


古い家具のこまやかな手仕事に
作り手の思いが垣間見える気がして
やすらぎやぬくもりを感じるんです
 
<大井純子さん>


窓辺にグリーンを移動させて日光浴。この家は古いけど、窓が大きいのが魅力。漆喰を塗った壁に緑が映えます。


築63年の家を買って
思うままに手を加えて暮らしています


15年前『Come home!』を見て古い家に憧れ、中古住宅を購入。知り合いの大工さんや塗装屋さんと一緒に漆喰やペンキを塗り、古い建具を入れてリノベーションしました。

この家を見つけたときは、姪が怖がって泣いたほどボロボロでした。 手を加えて古家具を並べ、癒やしの空間に。


ガタがきたら手直しして
大切に使います


角がずれてしまった小引き出しは、熱したタオルをかぶせて木をやわらかくすると直しやすくなります。クランプで締めてひと晩おくとゆがみが元どおり。

修理した小引き出しはアクセサリー入れに。

糸ケースは閉店する手芸用品店から譲り受けました。


古いものと植物は相性がよくて
育てるのも楽しみに


三重県の雑貨店「June」で買ったミル クブッシュはかごに入れて、椅子は季節の花を飾るステージに。印刷屋さんのタイムカード入れがお似合いです。


私はもともと、知らない人と話すのが苦手なタイプ。そんな私を変えたきっかけが古道具でした。既製品の家具ばかり使っていたころ、雑誌で見た古道具にひかれてオークションで購入。角の部分までていねいに組んであるのを見て、職人さんの真面目な人柄が想像できてじわっとあったかい気持ちになりました。でもうちは田舎だから、ネットで高く買うしかなくて。 ところがある日、近所で古い印刷屋さんが解体されているのに出くわしました。チラリとのぞくと古い引き出しやら机が放り出されているじゃないですか。思わず工事現場の方に「これ、もらってもいいですか?」って声をかけたんです。気前よく「ええよ! どれでも持って行き~」なんて言ってもらえてホクホク。以来、手芸屋さんが閉店するときや、八百屋さんでリンゴ箱を見つけたときも自分から声をかけるように。古道具に「自然体でいいんだよ」と、教わった気がします。 


※後編は、明日10月12日(火)更新の予定です。


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