時にはディスプレイの引き算を(3)

2020.9.1

ふえすぎた雑貨を減らしてみると、ただの木箱や窓辺の緑が
素朴で素敵に見えてきました。私、本当はこれが好きだったんだ
尾田菜穂子さん


シェルフにはカトラ リーやフォークレス トを収納。おやつタ イムには、ここから 必要なものを持って いきます。


アクセスがいい場所にはみんなが使うものを


パパの常備薬は種類別に紙袋に 入れて置き場所を決め、自己管理 してもらってます。

キッチンの 入り口には家族が使うコップ類を 置いて。パパの薬はその下に。


お気に入りを集めて好きなものを再確認


よく使うものを集めているガラスキャビネット。扉 を開けるたびにうれしくなります。食パンはワイヤー のかごに入れて。クロスはたたんで重ねて収納。

友 達が来てくれたときのおはしやストローを木箱に入れ てスタンバイ。

最近好きなのがブルーの食器。いち ばん気に入っている鳥柄の皿は近所の雑貨店で購入。


 私がインテリアの楽しみを知ったのは8年ほど前のこと。始めたばかりのSNSをしょっちゅう眺めては、次はこうしよう、って考えるのが楽しくて夢中でした。100円ショップを足しげく訪れては新商品をマメにチェックして。だけどいつからでしょう? まわりばかり気にしている自分をなんとなく息苦しく感じるようになったのは――。
 そのころは、家で娘たちとすごしていても、スマホの画面ばかり見ていました。「今なんて言ったっけ?」って聞き返すことがふえ、娘に怒られたことで、われながらこれはよくないなと反省。それからSNSは1日30分と決めて、家族といる時間はスマホを見ないようにしました。
 するとどうでしょう。だんだん雑貨だらけの部屋がごちゃごちゃして見えてきたんです。ひとつ減らすと、ほかの雑貨もバランスが悪く思えて。残ったのは白い壁に木の家具とグリーン。好きな器を飾るように収納したら、さらに居心地よさがアップしました。


 


*次回は、すっきりしたダイニングを紹介します


今週の人気記事

Instagram

line

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。

line