キッチンのお片づけ…食器がいっぱいあった理由



みつひろのりこさんの 自分らしくラクして楽しむお片づけ

2021.12.15

こんにちは!


もうすぐクリスマスがやって来ますが
プレゼントの準備はすすんでいますか?♡


わたしは、大切な人たちを思い浮かべながら、少しずつお取り寄せしたり、買い物に行く予定を立てたりしています。


こんな時間が1番楽しいんですよね。



では、本題に。


本日の愛おしいお片づけのお話は
【キッチンのお片づけ…食器がいっぱいあった理由】です。


よかったら、お付き合いくださいね。



ふふふ♡
今回はわたしのことなんですよ。


わたしがお片づけを学びながら、キッチンを片づけ始めた時、食器棚に詰まった食器の量を見て「食器が好きな人」として楽しく暮らすために…食器棚、もう一つあってもいいんじゃない?って、先生が言ってくださいました。



でも、食器棚を増やしたい気持ちはなかったので、食器を厳選することを選びました。


今考えると、食器棚に大切に収納されていたのではなく、とにかく食器棚に入れなきゃと、減らすことはなく、増えるのみの、ぎゅうぎゅうとした食器棚でした。



その当時のわたしの食器棚は
その当時のわたしの心の中そのものだったように思います。


二女が赤ちゃんの時にアレルギーがあるとわかり、症状に一喜一憂する日々が始まりました。



給食が始まる小学生になるまでに治してあげたい!そんな想いから、一日三食、長いこと気が抜けませんでした。


そんなわたしが癒されていたのが、食器の買い物でした。オシャレに気持ちを向ける余裕もなく、キッチンにいる時間が長かったあの頃…


食器を買うことで、日々の食事作りへの気持ちを上げられるような気がしたから?


ん〜、それもあったはず!


だけど


現実逃避やストレス発散という意味合いの方が、多かったんじゃないかな。


だからか?
数を揃えたくなったり
売り切れないようにと焦って買ったり
本当に欲しいモノに似た安いモノを買ったりと


幸せな買い物だったのかを考えてみると、何か心の穴を埋める買い物だったように思います。



ある日のお客様のキッチンのお片づけで
沢山出てくる食器やキッチングッズと向き合っていると、昔のわたしみたいな買い物をしているんじゃないかと気になり、お尋ねしてみたことがあります。


「気持ちがモヤモヤした時、すごく疲れた時、キッチンのモノを買って発散してました。キッチンのモノなら、洋服なんかとは違って、自分の為だけじゃなく、家族の為にもなるって思ったら、罪悪感が消えるから」


と話して下さいました。



お片づけと買い物は、切っても切れない関係です。


わたしは「食器ならいいでしょ!」と自分に言い聞かせながら
こんな食器、あんな食器があったら、子育ての悩みが飛んでいくような気がしてたのかもしれません。


今では、その頃の器はあまり残っていない我が家の食器棚。




そんな時があって、そんな買い物があった自分を、今のわたしから見てみると
「お疲れやったね」と、愛おしい気持ちにしかなりません。


疲れたり、不安だったり、先が見えなかったり…そんな時、無意識にモノで埋めようとした経験は、お片づけサポートの現場で役に立っています♡


どんな気持ちから買おうとしてるか?は
今の自分のバロメータになる気もしています。


今のわたしは、疲れていたら、買い物より寝ます!


焦っている気がする時も、買い物より寝ます笑



モノとの出会い…
これからも、いい気分で、気持ちのいい選択をして、大切に一緒に暮らしていきたいものです。


お片づけで悩むのは、大好きで大切なモノ以外が沢山ある時で
買い物の仕方が変化すれば、お片づけの悩みも小さくなる事を、わたしは知ることができたから。


心の穴は、モノだけでは埋まらない。
だけど、モノにも助けてもらったのだと
あの頃の食器たちを感謝して手放せたことは
本当によかったと思っています。


二女のアレルギーも治り
給食も食べられるようになった頃
まだまだ幼い娘を育てながら


いつか巣立つ時は、守ってあげられなくなるから…水と空気が綺麗な場所にご縁がありますようにと祈っていました。


そんなこと、娘に伝えたことはないけれど
今、二女はそんな場所で幸せに暮らしています。めでたし、めでたし♡




わたしの過去に、最後までお付き合いくださりありがとうございました。



みつひろ のりこ


 


 


 


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みつひろのりこ

ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。

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