あずき仕事と冬至準備

馬狩まどかさんの うま家の手しごと

2021.12.16

 みなさんこんにちは。馬狩まどかです。
 秋にご近所さんが「ぶどうがなったから子どもたちと採りにおいで」と声をかけてくれて、落花生や大根、ニンジンもいっしょに収穫させてもらいました。その時に「冬至に炊いて食べる用にね」と、あずきをたくさんいただいてきていたのでした。



 ずっと裏の麻雀小屋の日当たりのいいところで干していましたが、サヤから外す作業は散らかってしまうので、雪が降る前のお天気のいい時をめがけて作業しましたよ。



 しっかり枯れたサヤからこんなに鮮やかな色が出てくるのが不思議だなぁといちいち手が止まります。



 とは言え、もう気温がずいぶん低いので、サヤから出したあずきは室内でさらに乾燥させました。乾燥が甘いとカビが生えたり虫がついたりしてしまうので、ここはしっかりと。



 私がのんびりしている間に、初雪が降って、とけて、また降って…をくりかえす北海道のお天気。12月も中旬になって寒い日が一気に増えました。



 今年はとにかく灯油が高いので、節約のためにメインストーブだけを点けることが多いのですが、寒さに体が慣れていないこの時期は我慢できずにサブのアラジンも稼働させます。



 せっかく火を焚くなら、ストーブの上でやかんのお湯を沸かしたり、コトコトと煮込みをしたりしようと常に考えている最近の私。この日は、しっかりと乾燥させてビンに保管していたあずきを使って、冬至用にあんこを炊いて冷凍しておくことにしましたよ。



 私は23年前に札幌にある中川政七商店で見て以来、ずっと、両手の雪平鍋を探していたのですが巡り合えずにいて。2ヶ月ほど前にネットで偶然見つけて(中川政七商店で見た物とは違う商品ですが)すぐに購入しました。とっても使い勝手が良くて、毎日フル活用しています。



 一度あずきを茹でこぼしたら、あとはじっくりゆっくり、アラジンにおまかせ。棚の上のサンタさんも見守っています。



 放っておくだけで、いつの間にかあずきもすっかりやわらかくなりました。



 今日はずっと玄関に飾っていたかわいい坊ちゃんかぼちゃを使ってかぼちゃのぜんざいにすることに。今年の冬至の日は1222日。この日はバタバタしそうなスケジュールなので、かぼちゃも下準備して冷凍しておきます。一口大に切って、



 今日は簡単にレンジでチン。荷崩れしないできれいに仕上がります。



 甘い和のスイーツに合わせたくなるのがしょっぱいものだなぁと、食いしん坊な私は付け合わせを考えながらかぼちゃもたっぷりよそいます。



 ちょうど数日前に母からもらった、今年のお漬物。その中でも私の大好物が母の畑で採れたきゅうりで作った粕漬。きゅうりを何日も何日も塩漬けにしてから、しっかりと塩を抜いて粕に漬ける、すごく手の込んだお漬物。私も母の味を目指してトライしているけど、全然上手に作れないでいます。漬物は本当に難しい…。
 この小さい樽にきれいに包んでくれるのが几帳面な母らしいなと、開ける前からわくわく…。



 このあたりで私、だいぶよだれが出ています。



ここでいくつ味見をしたかわからないですが、晩ごはん用(と私のつまみ食い用)に多めに切っておきます。



 さ、いただきます!
 冬至は最後に「ん」のつく食べ物を食べるといいんですって。「南瓜(なんきん)」、「れんこん」「にんじん」。どれも冬においしいですね。
 みなさんも冬至に「ん」のつくおいしいものをたくさん食べて、風邪をひかないように過ごしてくださいね。


 食いしん坊な私の冬至の準備、今回は動画も一緒に紹介させていただいています。お時間のある時に見ていただけたら嬉しいです。



 


さて、次は何作ろう?



 


 


 


→ 前回の記事【ハーブで贈り物を】


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馬狩まどか うまかりまどか

自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。

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