子育てを卒業した50代60代の家づくりQ&A
2021.12.21
子育てに手がかからなくなり、仕事も家事も慣れて時間の節約ができるようになった50代60代は、自分の夢をかなえられる年齢です。
そして、その夢の舞台となるのが、住まい。
50代60代のための家づくりといえば老後のことを考えて「守り」に入りがちですが
今こそ自宅を大改造したり、建て替えたり移住したり……。
ここでは、50代60代の方に向けてQ&Aをご用意しました。
50代60代のための夢をかなえる家づくりQ&A
Q50代60代の人の家づくりは増えていますか?
新築を建てる人の大半は、やはり20代30代の子育て世代。
とはいえ、今、ハウジング業界では、50代60代も全体の2割と、マーケットとして見逃せないそうです。各社、さまざまなプランが用意されています。
50代60代の人が家について考えるきっかけは、やはり子どもが独立したことがきっかけとなることが多いです。新しい金融システムも用意されています。実際に踏み出す前に、今の家を次の世代に残すための家づくりなのか。それとも自分たちが暮らすための家がほしいのか。あらためて、家について思いを、しっかり見極めてください。
Q50代60代の家づくりに乗り気なのは誰?
圧倒的に、奥さまが熱心だそう。50代60代の方が暮らす住まいは、築30年くらいになっているケースが多いです。水回り、壁や床の痛みによく気づくのは、やはり女性。
子育て真っ最中のみなさま。今から50代60代に向けて、ビジョンを固めておいてくださいね。
Q50代60代の人が新築を建てる場合の間取りの特徴は?
特徴的なのは、ご夫婦一緒の寝室を希望されるご夫婦が少ないこと。同じ寝室の場合でも、ベッドとベッドの間に大きなクロゼットを設置するなど、寝る場所を分ける方がほとんどだそう。
一方で、収納スペースを目いっぱい増やすよう希望される人も多いですが、それでは間取りの大半が収納になってしまいそう。家づくりに向けて具体的に動き出す前に、断捨離を始めてください。家がすっきりしたら、意外と建て直しなども不要になる場合もあるかもしれませんよ。
それに、ものがたくさんあると、次の世代に迷惑がかかってしまいます。
Q間取り以外で50代60代がこだわるポイントは?
機能性やランニングコストが重要なポイント。華美なものはあまり希望されないようです。特に住む人数が減るので、平屋建てを選ぶ人も多いです。
外観の好みとしては、「別荘のような雰囲気をもつ現実的な家」が人気だそう。
とはいえ、介護は軽視できない問題。自分のためはもちろん、両院の介護も視野に入れて、バリアフリーはもちろん、家を出入りしやすいようにスロープを設けるなどの
Qいわゆる増築って増えていますか?
建て替えの選択肢として注目されている減築(ダウンサイジング)は、実は50代60代の建て替えの選択肢としては人気がないそうです。そもそも、30~40年前に建てられた家は、構造的に減築がしにくい設計なのです。
いっぽうで、4LDKを3LDKにしたり、個室の子ども部屋を隣の部屋につなげるなど、間取りの部屋数を減らすリノベーションが多いです。これなら、間仕切りの壁を取り払うだけですみますから、構造上は問題がないのです。
Q実施あのところ、リノベーションと新築、50代60代にはどちらがおすすめ?
最初は水まわりや外壁だけをリフォームしたいと思っていても、見積もりをとってみると、1000万円をこえてしまうケースも多いです。それならいっそ長年の夢をかなえたいと新築にプラン変更するケースも目立ちます。財産として次の世代に残すなら、新しい家のほうが価値があるのも、理由のひとつです。
いかがでしたか?
50代60代の家づくりは、20代30代の子育て世代とは目のつけどころが違いますが、趣味性が強いのも特徴。
子どものため、子育てのための家ではなく、自分が楽しく暮らすための家づくりなのです。
ハウジング業界も、50代60代のためのプランを多数、用意しています。展示会に足を運んでみてくださいね。
50代60代の、家を舞台にした素敵な暮らしの実例集も、ぜひ参考にしてください。
Contents
「人生の第二ステージ」を始める
「今の家」を変える
「キッチン」を楽しむ
「理想の家」を建てる
「庭」をつくる
「趣味」を仕事にする
essay1 ソフィ・バトシスさん
essay2 坂睦さん
タスカジseaさんに聞く。50代60代の「
あなたは新築派?リフォーム派?移住派? 50代60代の住まいづくりは選択肢がいっぱい!
etc.
定価:1540円(本体1400円+税10%)
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