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サスティナブルな収納(2)【後編】キッチンでは かごや箱のサイズを重視

Comehome!

2022.3.23

すっきりが続くサスティナブルな収納を実現している樋口さん。前編のクロゼットや子ども部屋の収納に続き、後編ではキッチンでの工夫をご紹介します。3人目のお子さんが生まれ、以前よりずっと忙しくなった樋口さんは、“もたつかないキッチン”を目指すことに。取り出しやすさを基準にキッチン収納を見直したら、ストレスがかなり解消されたそうです。


この記事は、Come home! vol.66より抜粋しています。


引っ越しがラクなように
箱、かご収納がわが家の基本
〈樋口千晶さん〉


造り付けの収納はシンク下と吊り戸棚だけ。使用頻度の高いものをサイズの合う箱に入れ、吊り戸棚の下段にゆったり並べています。

食器棚の器は重ねていい枚数を決めて、取り出しやすくしまいやすく。カップ類は2個まで、小鉢は3枚、平皿は5 枚まで重ねてOKに。これ以上重ねると取り出しにくくなるので、ふやさないように。


わが家は半年前に引っ越してきたばかり。 夫は先に赴任地に行ったので、ほぼ私ひとりで引っ越し作業をしました。と言うと、子どもが3人いて大変だったでしょうと言われますが、意外とそうでもないんです。引っ越しが多いわが家では、荷造りの手間が省けるように、箱やかご単位で収納して、そのまま段ボールに詰められるようにしているから。特にものの多いキッチンでは、長年このスタイルを続けてきましたが、最近使いづらさを感じるようになりました。上の子2人の送り迎えに、小さな末っ子の世話が加わり、家事に使える時間が減ったのが原因です。どの家でも対応できるよう、一般的な吊り戸棚の幅に合ったかごや箱を使っていましたが、案外たくさん入るから、必要なものを見つけて取り出すのに手間どるんです。たったそれだけのことでも、今の私にはストレス。そこで、入れ物を見直すことにしました。


入れ物優先でなく中身に合わせて
入れ物を選んだら、時短に大成功


薬と絆創膏もかごを分けて、次男の手の届かない吊り戸棚に。夫にはわかりやすいと好評。

だしの素やコンソメは袋と横幅がぴったりの 木箱にひとまとめ。片手でさっと取れて便利。

コースターは軽いので、網代(あじろ)編みのお弁当かごに入れています。

ラップ入れはサイズに合わせて端材で手作り。倒れにくい壁際を定位置に。取り出しやすくて重宝しています。

固く編まれた長方形の籘のかごはグラス専用。食器棚に入れて引き出し代わりにしています。


スペースに合わせるのではなく、入れるものに合うサイズを選ぶことで、ものを取り出しやすくしたんです。中に余裕がありすぎると動いてごちゃごちゃになるから、できるだけぴったりサイズに。そして、容量を超えるものは買わないこと。これが私の新収納ルールです。


以前の住まいと変わらないサイズのキッチン。 食器棚を流し台と向かい合わせに置いて、カウンターにしました。

豆皿は小引き出しの枠を棚にして、まとめて収納。壁の棚には主にお茶グッズをまとめています。


以前にくらべると、収納スペースに無駄ができたようにも見えるけど、日々の使い勝手を優先すれば、これがちょうどいい案配。そのときの暮らしに合わせて、収納も少しずつカスタマイズすべきだなと実感しています。


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※サスティナブルな収納(3)【前編】は3 月28日(月)更新予定です。


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