サスティナブルな収納(3)【前編】日本のかごをリビングのインテリアに
2022.3.28
すっきりが長続きする“サスティナブルな収納”の実例3軒目は、かごが大好きという道下さんの家。好きだなと思うかごに出会うと、「どこに置く? 何を入れる? 」と想像してから買うことにしているそう。かごはいくらでも使いみちがあって、日々の暮らしの変化にも寄り添ってくれるのがいいところ。本日の前編では、道下さんのリビングでのかご使いをご紹介します。
この記事は、Come home! vol.66より抜粋しています。
大好きな日本のかごで
インテリアを兼ねた収納に
〈道下はるさん〉

古道具と相性のいいかごはこまごまとした日用品の収納に便利。お気に入りを並べてシーンごとに使い分けています。

棚には未来のための予約スペースを設けてあります。余白があれば見直しも最低限で済むんです。
さりげなく置いてあるかごにも…

棚の中に入れるのには向かないけれど、持ち運べるのが便利な持ち手付きのかご。

さなたたずまいにひと目ぼれした円柱かご。カトラリー収納に使えるかなと購入。

「竹虎」で購入した白竹三段弁当箱。たくさん入るので、お裁縫箱としても活用できそう。

竹製の市場かごはしっかりした造りで、お出かけにももってこい。
こんな使いみちがあります

ケーブルを収納し、かごの中でスマホを充電。来客時は布で目隠し。

爪切りや耳かきなどを、立てて収納。

薬箱として使用。まとめて持ち運べるのもいいんです。

赤ちゃんのお世話セットをひとまとめ。中を保存バッグなどで仕切り取り出しやすくしています。
20代のころは、今よりものをたくさんもっていたんです。可愛いからと衝動買いして収納場所に困ったり、テイストが合わずに部屋がちぐはぐになったり。失敗もたくさんして、心地よく暮らすためには、ものを厳選する必要があると気づきました。それから“なんとなく”でものを買わないことに決めたんです。 可愛いものに出会ったら、どういう目的で使うか、そしてどこに収納するかを考えます。 たとえば大好きなかご。収納に役立つからと勢いで買わずに、部屋のすみに置いてファブリックを入れようといったふうに、使うシーンをイメージ。使い方が限られてしまいそうなものもあまり買いません。ファッションバッグだけど収納にも使えそうとか、漬け物用のほうろう容器だけど赤ちゃんの肌着入れにしようなんて、本来の用途ではない使い方を発想するのも楽しくて。そして、置き場所を確保してようやく購入。その行程を踏むことで、失敗がぐんと減りました。 先を見据えることも、すっきりを長続きさせるために大切な要素。かごはいくつか空っぽにしておいて、棚も1段ほど空けるように。 今年赤ちゃんが生まれたわが家にとって、この空きスペースが重要で。たとえば、リビングにおもちゃを置くようになったらあのかごに入れようとか、子どもの成長に伴ってふえるものを事前にシミュレーションし、収納場所もあらかじめ決めておくんです。それだけで、見直しが短時間で済む気がしています。
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※サスティナブルな収納(3)【後編】は3 月30日(水)更新予定です。
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