サスティナブルな収納(4)【前編】薬や文具などはテレビ台まわりに集約
2022.4.4
すっきりが長続きする“サスティナブルな収納”。最後の4軒目は、これまで幾度も収納を見直してきたという菅さんの家。「収納はもの選びから始まると思うけれど、もっと大切なのは家族の行動観察」と菅さん。収納場所は家族がものを探しがちな、冷蔵庫とテレビ台周りに集約して、わかりやすさを重視しているそう。本日の前編ではリビングを中心にご紹介します。
この記事は、Come home! vol.66より抜粋しています。
観察、実践、アップデートで
みんながスムーズに使える収納に
〈菅 久美子さん〉

文具や薬などは、テレビ台付近が指定席。「たいていここにある」とわかればみんな安心 。

文具類は「無印良品」の小引出しに入れ、中を仕切って見やすく。

古い木箱には子どもたちのフォトアルバムやカメラなど写真関連を。

薬箱はよく使う軟膏や絆創膏などを厳選。ひと目でわかるよう重ねません。
これまで何度となく収納を見直してきたわが家。主人には特に悩まされ、これならわかりやすいと思っても、「あれどこ?」が止まりません。主人の行動を観察してみると、無意識にどこかにものを置き、忘れてしまうみたい。探し出すのも苦手で、「あれがない」 と歩きまわって大騒ぎ。うろついているのはたいてい冷蔵庫やテレビ台周辺だから、それを逆手にとって、よく使うものは冷蔵庫とテレビ台まわりに集約することにしたんです。わかりやすさを重視してリモコンなどよく使うものはしまい込まず、テレビ台にオープン収納。文具類や薬も必要最低限だけにし、テレビ台に置いた小引き出し内にすっきりと。ジャンル違いのものは混ぜないようにしてひと目で何が入っているかわかる収納を心がけてみたら、少しずつ「あれどこ?」が減ってきたんです。先日は、主人が無意識にメガネを置く場所にトレイを用意してみたら、そこにメガネを置くようになってくれて。家族の行動を観察して、スムーズに毎日が流れるようになると、ますます観察と実践も楽しくなって。〝ここに置いて正解だった〟という発見がうれしいんです。
掃除機のスイッチを入れて
ゴミを捨てるところまでがセット

掃除道具はどの部屋にもアクセスがよいこのコーナーに集約。面倒くささをなくしてきれいをキープ。

ウエスもガラスジャーに入れると、 不思議と可愛く見えて。

掃除機のバッテリーや交換用の紙パックは持ち手付きのかごに入れて。必要なときにすぐ使えて、見た目もすっきり。
自分のものはときめき優先で収納

ダイニング脇の小引き出しは私専用。 ラッピング用品などを入れて、引き出しごとテーブルに置いて作業します。

スワッグやリースのワークショップを自宅でするときに使う、小銭やマスキングテープ、スタンプなどを引き出しにまとめて。

可愛いものでそろえて、開けたときにもときめくように。
いっぽうで、片づけを楽しむために、自分のときめきも大事にしています。自分だけわかればいいものは、古道具やシェーカーボックスなどお気に入りに収納。コーヒー豆や茶葉も、年月を感じられる古いガラス瓶に入れ替えるだけで、気持ちがまったく違うんです。
→収納に関するそのほかの記事はこちら。
→リビングに関する記事はこちら。
※サスティナブルな収納(4)【後編】は4月6日(水)更新予定です。
お気に入りを解除します。

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。
