母とわたしのお片づけ

みつひろのりこさんの 自分らしくラクして楽しむお片づけ

2022.4.20

こんにちは!


先日、夕食をレトロな喫茶店で食べるような雰囲気にしたいと思い、母の片づけで見つけたお宝たちを出してきました。



懐かしい感じのアルミの鍋。



ナポリタンやカレーが似合うお皿など。


この鍋でカレーを作り、このお皿たちに盛り付けて、旦那さんと喫茶店ごっこを楽しみました。



誰かにとってはいらないもので
わたしにとっては宝物。


宝物って、本当に人それぞれだなぁと、しみじみ感じたりもした夜でした。



では、本題に。


本日は、【母とわたしのお片づけ】について、お話していきたいと思います。


母とわたしのお片づけは、一気にやったのではなく、何年か前に第1期、去年第2期をやりました。


母とわたしのお片づけは、覚悟⁈はしていたけれど…本当に沢山のモノと向き合うことになりましたが、まさか、まさかの、お互いにとって幸せな時間になったのでした。


押し入れも、タンスも、食器棚も、とにかく収納がある母の家。


そう言えば、わたしが家を建てる時、母から
「収納は多い方がいいよ!」
とアドバイスを受けましたね笑笑


母は片づけが苦手だったか?
というと、そういう印象はなく
仕事が休みの週末は掃除ばかりしていた人で、わたしは「片づけなさ〜い!」と、いつも雷を落とされていました。


母はキチンとした人で
姉も母に似てキチンとした人で
わたしだけダメな人だとずっと思っていました。



そんなわたしが、母のお片づけを手伝う日が来るなんて…母もわたしも、夢にも思っていませんでしたよ笑笑


母とお片づけをしていくと、母はキチンとしているけれど、1つ1つのモノと向き合ってこなかっただけだとわかりました。


だから、いろんなところに、ぎっしりモノが詰め込まれていたんですね。



母とのお片づけで、母のことをよく知れた気がしました。


母のお片づけで、先に逝った父が、母が困らないようにと準備したモノなどに触れ、わたしにはわがまま放題だった父のことを、許せた気がしました♡


お片づけで沢山出てきたお客様用の食器たちに、座敷で父が、よく人を呼んで宴会をしていた幼い頃を思い出したりもしました。


ずっと子ども部屋にあって、なんだか我が家には似つかわしくないと思っていた高級そうな百科事典たち。それらを買った子育て期の母の気持ちも、少し理解できた気がしました。



そして何より、ダメダメ人間のわたしに母が
「ほんと優しいね」
と言いました。今、思い出しても泣けてきますが…。


「捨てろって言わないんやね〜」
とも言っていました。


何より、1日中片づけた後、母も疲れたはずなのに、わたしの帰り際には必ず
「次はいつにする?いつでもいいよ!」
と言うのでした。


「親のお片づけ」って
育ててもらっていた頃とはまた違う、親子関係が味わえるんだなぁと感じました。



「親のお片づけ」をテーマにして、1回目は心構え、2回目は基準、そして今日は、その心構えと基準を大事に母とお片づけをしてきたわたしが感じたことをお話しました。



母と喧嘩しながらも、母の家がスッキリして、わたしは疲れる…


そんなものかもしれないと思っていた「親のお片づけ」が、キチンとした母と、ダメダメな娘を優しく繋いでくれたことを、今日はみなさんにお伝えしたかったのです。



「親のお片づけ」
どうなることやらと、しかめっ面で臨むのではなく、少しでも安心して、ホッとして臨んでもらえたらいいなと、お話したくなりました。


母親との性格、考え方、生き方が全く違うと思っていたし、反発や劣等感もあったわたしですが


母とわたしのお片づけが、何かわたしの中にあったトゲのようなものを、溶かしてくれたように思います。



久しぶりに、母と片づけした日々を思い返していると、沢山の想いが溢れ出し、なかなかまとまらず汗


だけど、溢れ出したのは、何度も大量のゴミを、旦那さんとトラックに積んでは苦笑いしたことや、母との胸があたたかくなるようなエピソードだったのがうれしかったです。


「親のお片づけ」で、母もわたしも成長したと思います!



お片づけ第2期終了時、母がいつも座る場所から見える位置に飾って帰った母と次女の写真。ひとりでいても、思わず微笑む瞬間があるようにと♡



どこかの誰かに
ちょっとだけでも
何かが届きますように。



今日も最後まで読んでくださり
ありがとうございました。


みつひろ のりこ


 


 


 


→ 前回の記事 親のお片づけは、安心安全を基準に


→ みつひろさんのこの他の連載記事はこちら


みつひろのりこ

ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。

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