2年生のスケジュール管理

馬狩まどかさんの うま家の手しごと

2022.4.21

 みなさん、こんにちは。馬狩まどかです。
 我が家の次女は、2年生。この春、大好きな担任の先生が転勤されてしまいましたが、小学校2年目に入り学校生活も慣れてきました。



 だけど、帰宅後疲れてのんびりしているといつの間にか時間が無くなって、「宿題は?」「明日の準備は?」「ほらほらお風呂に入るよ!」とまわりに声をかけられ、結局バタバタと過ごしているのが気になっています。
 そんな次女の様子を夫と話す中で、次女は「時間の感覚がつかめていない」という結論に。時計は読める。やることも分かっている。でも、時間を「量」としてとらえていないので、時間が無くなっていく感覚がまだ育っていないようでした。
 「やることリスト」だけだと、どうしてものんびりしてしまうので、帰宅してから寝るまでの時間を目に見えるようにして、スケジュール表を作ってみました。



 使うものはすべて100均一のもの。きっとそんなに長くは使わないので、省エネで作ってみました。


【材料】



・マグネットテープ 幅30mm(Daiso)



・マグネットタイル(Daiso) 四角いマグネットが欲しかったのでこちらにしました。


【作り方】
 まず、次女の帰宅後から就寝までのやることをザーッと書き出します。そして必要な項目やできあがり図の構想を頭で練っていきますよ。



 こうやって書き出すことで、一つ一つ項目をこなす時間も予測がつきます。次女の場合、だいたい一つの項目が15分でできそう。なので、1つのマグネットを15分として使うことにします。



 磁石4つ分で1時間としてマグネットシールの長さを決めます。(今回は1時間を9cm、15時から21時まで9×6=54cmで作っています)


 あとは、エクセルで文字盤を書き入れて、印刷!もちろん手書きでもOK!!



磁石にも、やることラベルを貼って。



マグネットの一時置き場も作りました。余ったマグネットシールを壁に貼って、



 上からマスキングテープを張っておめかしして、



 じゃん!



 帰宅をした長女と次女は、このスケジュール表を見た時に「こんなに自由時間があるの?」と驚いていました。



 「そうなんだよ~。ササッと終わらせちゃうと、あとは何でも好きなことできちゃうでしょ?」と言うと、「そっか!」と嬉しそうでした。時間が目に見えると見通しもつけやすくなるし、本人のやる気にもつながってくれるので、とっても良い!
 ポイントは、あまりにたくさんのことをやることリストを可視化させないこと。「こんなにやるのか…」と、うんざりしちゃうと続きません。



 でも、「明日のじゅんび」は、丁寧にチェックできないとわかりにくいので別に作りました。



【材料】



 ・ホワイトボード(Daiso)A4サイズのもの



 これに、エクセルで作ったチェックリストをホワイトボードに糊付けしただけです。



 磁石には、次女の大好きな「くまのがっこう」のシールをペタリ。ボードの使い方は、リストに沿って準備ができたら「できたよ」の場所に磁石を移動させるだけ。
 好きなキャラクターにするだけで、喜んでくれる素直なお年頃で助かります(笑)



 私は、子どもたちが忘れ物をしていないか細かくチェックもしないし、お勉強も、何が得意で何が苦手かは全部見るけど、宿題は手伝わないし、基本的にあれこれ手を出しません。なので次女は他の子と比べて忘れ物は多い方だと思います。
 子どもたちの担任の先生には、心の中で「申し訳ないです!」と謝罪しつつ、子どもたちが「自分でできる」ことの方が大事だと思うので、家庭でできる「わかりやすい工夫」をしています。


 私は、もともと専門的に「特別支援教育」を学んでいたので、関わらせていただいているお子さんが、何に困っているのか・どうしたら過ごしやすくなるかをずっと考えてきました。
 我が子にはつい感情的に叱って反省することばかりですが、どうしたら子どもたちが自分でできることが増えるかを一緒に考えることは、私にとってやりがいがあって、何よりの楽しみでもあります。



 北海道も春らしくなってきました。そろそろ衣替えかな?


さ、次は何しよう?



 


 


 


→ 前回の記事【春休み、気持ち新たに


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馬狩まどか うまかりまどか

自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。

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