親のお片づけ【最終回】

みつひろのりこさんの 自分らしくラクして楽しむお片づけ

2022.4.27

こんにちは!


今日は、「親のお片づけ」の最終回として、わたしからのお願いがあります♡


よかったら、お付き合いくださいませ。



1つ目のお願いは、ゴミの処分までお手伝いして頂きたいということ。


お片づけで出たゴミの分別や、ゴミを家から出すまでに、頭も身体も時間も使い、結構疲れます。


お片づけはしたいけど、出るゴミの量や処分法がネックとなり、躊躇される方も多い気がしています。捨てる労力を考えると、捨てない方がラクに感じたりすることがあるのではないかな?と、母とお片づけしながら、わたしは感じました。




2つ目のお願いは、親御さんに完璧を求めないで頂きたいということ。


わたしたちだって、一度片づけたから二度と散らからなかったか?というと、そうではなく、何度も試行錯誤してきたように


「親のお片づけ」も、一緒に頑張った後に、また散らかることがあるかもしれません。


「親のお片づけ」では、「また困った時は手伝うからね!」そんな気持ちでいてほしいと思っています。


親御さんが、片づけた日から性格が変わるわけではありません。


わたしの母も、お裾分け用にと容器をとっておきがちな性格は、お片づけ後も健在です♡だけど、また必要な時に、一緒にお片づけすればいいと思っています。



そして3つ目は、お手伝いするあなたの心身の健やかさを大切にしてほしいということです。


「親のお片づけ」の主役は、もちろん親御さんですが…わたしはね、お手伝いする人が元気か?疲れているか?では、お片づけが違ってくると思っています。


優しい気持ちの時と、疲れている時とでは、人や物事への眼差しって、少し違う気がしませんか?



先日、テレビで、馬の調教師の藤沢和雄さんという方の特集をやっていました。
その中で和雄さんが、
「幸せな人間が幸せな馬をつくる」
という言葉を軸にしてこられたことを知り、なんだかすごく共感して、すぐにメモをとりました。


「幸せな人が幸せなお片づけを生む」
わたしは、ずっとそう信じてきたなぁと。だから、自分が幸せであることを大切に考えてきたなぁと。わたしが幸せじゃないと、優しくて幸せなお片づけが生まれないからと。


お片づけをお手伝いする人は、お手伝いを始める前に、自分自身が健やかであるか?を確認してほしいです。


お片づけをやり始めても、疲れたら休んでほしいです。


自分自身も無理をしないことは、お片づけをやり終えた時に、「親子の優しいお片づけの時間」という思い出になるんじゃないかなと、わたしは思っています。


スケジュール通りにいかないこともあると思います。そんな時こそ、深呼吸を。



「親のお片づけ」後に、罪悪感に襲われたり、後悔で悲しんでいる方々にもお会いしました。
よかれと思い、すごく頑張ったのに…。


一生懸命片づけることも大切だけど、片づけることが目的になると、自分の気持ちも、親御さんの気持ちもおいてけぼりになりがちです。


せっかく、親御さんの幸せを願ってお片づけをお手伝いするのですから…親御さんの幸せという目的を忘れず、お片づけ前も、お片づけの最中も、お片づけ後も、あなた自身、幸せでいてほしいと、わたしは願っています。



長くなりましたが
わたしがお伝えしたかったことは以上です。


仕事帰りにコラムを読んで涙が出たとメッセージを下さった方や、「親のお片づけ」を頑張った直後で、自分へのお手紙のように泣きながら受け取ってくださった方もいらっしゃいました。


どこかの誰かに
そっと手紙を渡せた気がして
うれしくて
わたしまで泣けました。



今日も心を込めて書きました。
優しい気持ちで書きました。



受け取ってくださり
最後まで読んでくださり
本当にありがとうございました。



みつひろ のりこ


 


 


 


→ 前回の記事 母とわたしのお片づけ


→ みつひろさんのこの他の連載記事はこちら


みつひろのりこ

ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。

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