春の香り たけのこおこわ
2022.5.5
みなさん、こんにちは。馬狩まどかです。
北海道はいま桜がきれいに咲いています。私の暮らす街は長いこと雪に覆われる地域なので、春の芽吹きや桜の花色、春の山菜の美味しさがとびきり嬉しく感じられます。
竹が育たない北海道で、たけのこと言えば「姫竹」という細いたけのこ。この姫竹、実は竹ではなく笹の若芽なんです。旬はもう少し後の5月下旬ごろで、小さなころから山で採ってきたものを母が美味しく料理してくれていました。姫竹を楽しめるのはもう少し先です。
さて、今回は、本州で育ったとっても立派なたけのこをご近所さんからおすそ分けしていただいたので、すぐにあく抜きをしてたけのこおこわにしていただきました。
今回は、春の香りたっぷりのたけのこおこわ。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
【下処理はとにかく早く!】
たけのこは採ってからどんどんあくが出てくるので、下処理はとにかく早くするのが鉄則なのだそう。私もこの立派なたけのこをいただいてすぐに下処理をしました。
切れ目を入れて…。
あまりに立派で普段使いの一番大きな鍋に収まりきらず、味噌仕込み用の鍋を物置からガサゴソと出してきました。ぬかもご近所さんが準備してくれて。至れり尽くせりです。どうもありがとう!
粗熱が取れてからもじっくり鍋で休ませます。私は夕方に煮始めて、次の日の朝に鍋から取り出しました。皮をむいて、調理するまではきれいな水に入れて。
【たけのこおこわ】
まずは、たけのこをだしで煮ていきます。濃い目のだし汁に、お砂糖、みりん、塩、しょうゆ少々。
後でまた火が入るので、気持ち固めにしておきます。
では、おこわにしていきますよ。もち米は前日に洗ってしっかり水を含ませておいて。ふかす30分前にたけのこを煮ていた煮汁につけて味を染みこませます。(前日に米を洗ってからすぐ煮汁につけておいてもいいです。私はたけのこを煮るのが遅くなったので今回は直前にお米をつけました。直前でも十分おいしかったです)
蒸篭にまずはもち米だけを入れて蒸かします。
まずは10分くらい。芯がまだ残るくらい蒸かします。
いったん蒸篭からもち米を取り出して
あちちあちち…
ここでしっかり味を入れるために、たけのこを煮ただし汁にザバッともち米を入れます。こうすることで均一に味がつきます。
ここで煮ておいたたけのこを一緒にしてざっくり混ぜ合わせます。
そしてまた蒸篭に戻して、もち米がやわらかくなるまで蒸かします。
ちょうど、それぞれの実家に顔を出す予定だったので、夫の両親と私の母の分を取り分けました。
喜んでくれたらいいな。
突然ですが、みなさんおこわってお好きですか?私は大好きなんです!でも私の両親はおこわが好きではなくずっと食卓に上がらなかったので、私はいい年齢になるまであまり食べる機会がなかったんです。(私の周り、あまり好きじゃない派が多くて)
でも子どもが生まれてお祝いごとで赤飯を自分で作るようになって、もち米って自分で調理するとこんなにおいしいんだ!と衝撃を受けました。以来、おこわは割と頻繁に作っています。
今回のたけのこおこわ、子どもたちは美味しい!と絶賛してくれました。「色んなおこわ、作ってみたいね!」「梅干しのおこわとか!!」「にんにくのおこわとかおいしそう!」と(なんか渋いのばっかりだけど…笑)、子どもたちの「やってみたい」が増えて、嬉しくなりました。
「お母さんがおこわを作れるようになったのはあなたたちのおかげなんだよ。ありがとうね」と、ほっこりしたうま家の食卓でした。
さて、次は何作ろう?
→ 前回の記事【2年生のスケジュール管理】
馬狩まどか うまかりまどか
自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。
お気に入りを解除します。

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。
